みずしぶき…

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キラキラと
小麦の肌に
水飛沫


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SKEだか、NMBだか、AKBだか知りませんが。
「今度の新曲は、目映いパレオ姿♪」みたいな広告が、飛び込んで来ました。
EZニュースフラッシュアプリの、オマケの広告で。
まぁ、そのニュースは、華麗にスルーして。
星占い、と、天気、しか確認しなかったのですが。(笑)


考えてみれば。
AKB48も、この夏、水着姿で茶の間を座巻して。
KARAみたく「夏なう!」みたいな、ウォータープルーフな内容ならば、ともかく。
カチューシャどーこーって歌なのに、なんで水着になる必要があるのかしら、とか。


ィャ、可愛いですよ。普通に。
AKBにまったく興味が無い、グラビア見ても何とも思わないボクでさえ。
CMが流れたら「おっ?」って感じで、ヘソやら太腿やらに目が動くので。
ひょっとしたら、真祖のAKBマニアなら。
そのCM映像だけで、この夏の精液を、全部、出し切るのかしら、とか。(笑)
それくらい、アイドル的にみて、良い意味でライトで清涼な性刺激なのですが。


往年の「ドキッ!丸ごと水着、女だらけの水泳大会!!」、とか
いわゆる「ポロリもあるよ♪」、とか。
そんな、過度のハレンチなんかに依存しなくても。
PTAが許容する範囲で、健康的な『お色気』が許される時代に落ち着いたか、と。


好意的に見れば、AKB48の水着姿は、一説には女性(女子)にも高評とかで。
ファッションリーダーと云うか、イメージモチーフと云うか。
等身大の「こんな女の子になりたい♪」みたいな、憧憬の対象と云うか。
狭義の『アイドル』としての真位を、堅実に、確立しつつあるのも事実。


なのですが。
なんつーか、ボク個人のモノサシで、見てみれば。
水着姿を晒さなきゃ、人目を引くコトができなくなったか、……と。


安っぽいチラリズムの切り売り。
そんな、昭和のアイドルの模倣みたいなコトをしないと。
今の絶対的地位を安泰できないほどに、AKB48は失墜したのかなー、……と。


テレビを見ても「CDが何枚ほど売れた……」とか「総選挙の投票数は……」とか。
結局、数字だけしか評価されてませんものね。
個人個人、てんてんばらばら、テレビやドラマに出てるみたいですけれど。
数字が取れなくなったら最後、もう、テレビの中に居場所は無いワケで。
世間で話題が無い時、雛壇の賑やかしに安価で飾られる華、……みたいな。
「ただのバラエティアイドル集団」としてしか見られなくなったのかしら、と。


ホリプロのアイドルを雇うと高いから、AKB48で良いや、……みたいな。
その程度の存在価値しか、無くなったのかな、……とか。


アキハバラの普遍化(難波、大洲、などとの類似化)を如実に示唆する。
「萌え」産業の、一つの氷河期の、顕著な露呈の一例なのかしら。


数字だけを意識して産業を動かすと、数字だけしか見えない素人しか寄り付かない。
数字に騙されない『オタク』の目は、今。
まったく、別の所に向いていたりするワケで。
その目線の先を察知して、AKB48が、迅速に反応できるのか、どーなのか。
桃井はるこ女史を輩出した秋葉原を牙城とする『オタク』のディーヴァとして。


それとも、ただ単に、アキハバラに営業本舗を据えるだけで。
中身はホリプロの二番煎じの、普通の芸能集団に成り下がるのかしら。


AKB48は、むしろ。
以後、五年間の変遷を追い続けると、とても面白いかも知れない。