じきゅうりょく…

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大蛇(オオヘビ)が
海を渡って
リンゴ喰う


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「ほら歩クン、次回予告の時間よ」
「んーん……Zzz……」
「アラ、寝ちゃってるの?可愛い♪」
「んー……うわぁ、トンボだ。トンボがいるよ、お兄ちゃん……Zzz……」
「見てる夢も可愛いのね。さて、来週の『ほしかけ』は……」
「あれ?青大将だよ、お兄ちゃんZzz……」
「あ、青大将?」
「Zzz……Zzz……今度はコブラが!お兄ちゃんのキングコブラが!!!」
「歩クン起きて!逃げて!!」


<星空へ掛かる橋>


ぶっちゃけ。
ストーリーそのものは、前時代的な美少女ゲームのアニメ化なので。
絵師個人に思い入れがある、か。
このメーカーのゲームの信者、か。
何でも良いから二次元美少女を中毒的に搾取したいヒト、でも無い限り。
まったく、この作品に注視する意味も理由も無いのですが。(笑)


ィャ、まぁ。
ボクは「何でも良いから二次元美少女を中毒的に搾取したいヒト」ですが。(笑)


ともあれ。
弟の歩きゅん、が、取って付けた様な「萌え」系のショタ担当の美少年でも。
(安直な『男の娘』では無く、ちゃんとオトコとしてアイデンティティを確立してるのがミソ)
興味が無いヒトからして見れば、線画と配色がキレイなだけで「ふーん」で終わるワケで。


何でしたっけ、そんなコトワザ。
「絵に描いた餅肌」?
どんなに柔らかそうな肌でも、二次元にハァハァしたって肉体的渇望は癒されないよ、……的な。
……何か、ニュアンスが大きく間違ってますか?(笑)


まぁ、「絵に描いた餅」が言わんとしているコトと、内容は大差が無いワケで。
そんな話は、至極どーでも良いワケで。


ともあれ。
ストーリーやキャラの見目に関しては、60点〜70点レベルの普遍的。
なのですが。
次回予告が、総じて、面白いワケで。


冒頭、歩きゅんの見た夢の話。
「トンボ」。……恋愛的興味、性的興味。
「青大将」。……ヘビ。ユングだか、フロイトだか、いわく『男根の象徴』。
コブラ、キングコブラ」。……ヘビ。ユングだか、フロイトだか、いわく(以下同文)。


ええ、パッと聞いた瞬間には、どこで笑えば良いのか分からない変化球ですが。
次回予告が終わってから、おおよそ2分のタイムラグでツボに来るシモネタ。
しかも。
お兄ちゃん、と、弟(美少年)、が、野外で、青姦シチュですから。


……。
……ええ、まぁ。
……よほど変質的な性癖の持ち主か、この手のネタが好きなヒトでも無い限り。
……普通は、ドン引きの一語に尽きますが。(笑)


次回予告が、これほど面白いアニメってのも、珍しい。
……と、云うか。
本編より、次回予告の方が面白いアニメってのも、珍しい。(笑)


本編は本編で、なかなか気の利いた変化球が楽しいんですけどね。


母「ウチの旦那も老いたかしらね。スタミナ不足で若い子に負ける、なんて」
娘「……。」
母「昔は、早くても数をこなす、逞しいヒトだったのに」
娘「……。(赤面)」


♪あぁ〜んあんァん 安定感〜 ムシコナーズぅ〜
主婦が求める持久力ぅ〜


ィャ、何でもない。(笑)