めおとぶね…

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夫婦舟
沈んでも、なお
共に在り


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6月9日がROCKの日、なので。
その日まで、ネタを温存していても良かった気もするですが。
ROCKの日はROCKの日で、また、長々と書き改めるとして。


ジューンブライドってコトで、ある老夫婦の話。
主に、旦那、じゃなくて、女房、の、話。
主に、内田裕也さん、じゃなくて、樹木希林女史、の、話。


なんつーか。
浮気相手の部屋のカギを、手前勝手に付け替えた音楽ヤクザ、を。
未だ、この後に及んで。
旦那として認知し、社会的に関係を維持し続ける、ってのは。


すごい女性ですよね。
こんな嫁さんが欲しい、……と、マジで思いました。


何があっても、双方の意思が破綻しない限り。
永劫、社会的に、夫婦であり続けんとする、堅牢強固な意志。


内田裕也さんから、離婚の申し立てが無い限り。
少なくとも、樹木希林女史の側から、離婚を考える気は無い、とかで。
結婚早々、DVが原因で十数年も別居している嫁のセリフじゃないなぁ、と。


「愛」の一文字の深淵の深さを、改めて、痛切に肝に銘じた次第。
あるいは。
樹木希林女史の人生の方が、よっぽど、ROCKだと思ったり。
小早川凛子からして見れば、アレはパンクかも知れませんけれど。(笑)


なんつーか。
正常では無い、……ですよね。
あの、「愛」の在り方は。
望ましい、とは、思いますけれど。


御年還暦を越えて辿り着いた「愛」に至る、樹木希林女史の恋愛遍歴は。
クーデレを極めた者の発する冷徹なる深愛、……なのか。
ヤンデレの成れの果てに辿り着いた信愛、……なのか。
あるいは。
アレこそが、真の『ツンデレ』の末期にして集大成なのか。


世の夫婦は、あの二氏の「愛」のカタチを見習って然るべきだと思いました。
そして、この一連の騒動の寸前に。
渦中の老夫婦をCMに起用した『ゼクシィ』の先見性は、ハンパ無ェ。(え?)