ぶらじゃー…

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右、寄せて
左を寄せて
一呼吸


ワイヤーの「遊び」(ゆとり = 空間的な余裕)は
指一本分


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民放各社、パンツすら迂闊に見せられない、性倫理に厳しい世の中で。
NHKも、また、随分と積極的になったモンだわね、……とか。


<きれいの魔法>


新聞のラテ欄で、気になるトピックスを見付けました。
NHK教育で、午後十時から。(毎週木曜日?)


きれいに見せるブラ選びのコツ。


……って、ちょっと待テ、NHK
まだ子供も見てる時間帯に、堂々と、ブラジャー特集かっ!?


……てなワケで。
……男心の興味本位、と、云うよりは。
……半ば、「怖いもの見たさ」に近い感覚で。
……ィャ、『まんじゅうこわい』みたいな、エロと下心も丸出しでしたが。(笑)


ビックリしました。
見事に、ブラジャー一色の30分でした。
中途半端なアニメより、エロかったです。
性的な意味では無く、美的の意味での「エロかったです」、です。
(世の中には、アレを性的に見るヒトもいるのかな、なんて不安視も有りつつ)


無論、女性だけが見る暗黙の前提で、作製および放映されたモノなのでしょうが。
そして。
それを下心に従って、がっつり見るボクも、どうかと思うのですが。(笑)


ともすれば、カマトトと倫理を履き違えたヒトによる、性規制により。
実状、特に、中高生の女子の間では。
自分の性徴と成長に合わない下着を付けてバランスを崩すヒトも多いです。
母親なり、姉なり、友達や先輩なり、下着ショップのお姉さんなり。
おかしい時には「おかしいよ」って注意してもらえるなら、幸運です。


雑誌やネットで、色とかカタチだけをチョイスして。
実際に装着してみたら、締め付けで肩が凝ったり、かぶれて痒くなったり。
夏場なんかは、その閉塞感が原因で、悪心や吐き気になるコトもあるそうです。
(いつぞ、部活の女子の先輩が、酔ったイキオイで聞かせてくれたワイ談による)


・美しいボディラインより、自分の理想のボディラインを具体的に想像する。
・積極的に試着して、まず、装着感や身体との相性を吟味する。
・正しい装着の手順を、しっかりと勉強する。


何コレ。
『極上!めちゃモテ委員長』出張版ですか?


ああ、NHKでしたっけ。
美の壺ですか?


すげー。
男なのに、エロスと下心そっちのけで真面目に見てるオレが居る。
そのうち、オレも、ブラジャー付けてみたいとか考えるやも知れん。(笑)


ええ、NHKで放送して然るべき価値のある番組だと思いました。
殊、思春期の女子に、性教育の一環で見せてあげるべき番組だと思いました。
「女児の身体変化に、自分で正しく順応するってのが、どう言う事なのか」。
そんな感じの、今では滅多に見る機会が減った『正しい性教育』の一環。
(ハイティーン向けの雑誌なんかでは『正しい性知識』は掲載されている)
(否、間違った性知識を掲載している雑誌もあるので、全面的に鵜呑みにできない)


ただ。
下着フェチに目覚めた、血気の盛んなエロ男子なら、ともかく。
普通の男子が見ても、ただ退屈なだけなのかなー、なんてコトも考えつつ。
30才を超えた男性で、オタク趣味を持つヒトなら、好奇心で見ても良いと思った。
そりゃ、女性からのヒンシュクは買うでしょうけれど。
それを踏まえても価値と意義のある、ブラジャー特集だったと思う。
何よりも、それを、あの堅物のNHKが作製した、……ってネタ的な意味で。(笑)


理想論としては、カノジョと一緒に見るのが最高んのかなー、……とか。
で、その後はキャッキャウフフな……(十八歳未満は妄想禁止)……。


…………。
まぁ、なんつーか。
現在は恋愛状態では無い、適齢期の男女が、一人で粛々と見る分には。
目の保養にもなるかも知れないけれど、何となく酷だなぁ、とも思いつつ。


余談。


「ブラジャーの形がメガネに似ているのは、アレは心の素顔を隠すための形状なのです!」
「はぁ…」
「心を許せる空間で無いと、メガネは外しませんよね!?」
「お風呂とか、プールとか、海とか?」
「寝る時とか?」
「ブラジャーも、同じコトです!」
「急な通り雨に濡れた時、メガネは外すけど、ブラは外さないなぁ」
「あっ。鍋やうどんを食べる時にも外しますよね。メガネ」
「ええぃ、くそぅ!素直にマッパ(全裸)で生きろ、人類っ!!」


十年前に、その真髄の奥の深さを斬った、家族むっく氏はスゴイ漫画家だと思いました。
ィャ。
ブラジャーの奥の深さ、じゃなくて。
メガネの奥の深さ。(…ぇ?)