しょしん…

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初心、忘れるべからず。


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インターネットを介して絵画を披露する趣味を持ち、そろそろ十年になります。
三年、鳴かず飛ばず、とか。
桃栗三年、柿八年、とか。
十年ほど経っても、基本的に、ボクはほとんど何も変わっていない気がしまス。
特に。
ヒトを笑わせるために試行錯誤を惜しまない、芸人スタンスは。





ほぼ、十年前の絵。
当時のボクの愛機『ZOOK』です。
何よりも、車体従量が軽いのが嬉しい50cc。
このシンプルクオリティで3.0L燃料タンクのマシンが欲しかったのに。
(『ZOOK』は、1.5L燃料タンクで、すぐにガソリンが底を尽く)





今の絵。
三丁目のミケさんだか、一丁目のミケさんだか。
トップブリーダーも推奨する、金朋声で吠える、博多弁のネコ。


「初心、忘れるべからず」なんて言葉が、ありますが。


いつの代の店長の言葉だか、忘れましたけど。
アルバイト時代、(当時の)店長が、しみじみと口にした、言葉。


『初心、忘れるべからず』、……ってのは。
初心を忘れた奴が好む、中堅以上のオゴリから出る言葉だ
、と。


新規バイトを見てみろ。
自分で自分を、初心だと思っていないだろう。
自分が初心とか、そんな事すら考えるヒマが無いだろう。
アレが、『初心』だ、……と。


十年も経てば、そりゃ、色々と変わりますが。
バイトから社員に格上げ、ってだけで、もう革命的な大転換でして。
ネット上だと、場所が変わったり、好きな作品が変わったり。


否。


十年も経ったのに、まったく変わっていないモノも、有るワケで。
例えば、お客様に対するサービスの心意気、とか。
ネット上でも、ベクトルは違えど、本質は似たり寄ったりだと思います。


その「まったく変わっていないモノ」を『初心』と呼んでも、良いじゃん、と。
何となく、時間差で、当時の店長に遠回しに反骨してみたり。(笑)