さくら…
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「絶対、だいじょうぶだよ」
(詠人 / 『カードキャプターさくら』@CLAMP)
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いきなりですが、諸姉諸兄、各位。
桜、……見ましたか?
せっかく、咲いているのだから。
事情が事情だけに、複雑な心境を各位が抱いているでしょうけれど。
桜、……見ませんか?
しばし、一時。
不安や恐怖、不信や憤懣、そうした心の憂さを。
被害に遭われた方々への哀悼、同情、鎮魂、深慮。
何もかも、全て、忘れて。
桜に、心を馳せませんか?
確かに。
『花見』は自粛するべし、なんて風潮が根強い自今。
石原慎太郎氏も「宴会なんてやってる場合じゃない」と言ってましたけど。
「宴会」は、確かに、遠慮すべきだと思います。
酒に溺れ、食を貪り、遊興に耽るには、世の中が大変な時節です。
…、が。
「花見」は、別段、我慢するコトは無いと思います。
咲いてる桜に心を預けて、春の到来を謳歌するのは、アリだと思います。
家族、友人、親しい人々と共に。
爛漫の泰平に感謝するのは、とても、とても大切だと思います。
それも、また、一つの『自粛』だ、……と。
ボクは、何となく、そう感じました。
震災を言い訳にして、心を閉じ込めて、我慢と鬱屈に腐る。
それは『自縮』であって、『自粛』では無いと思います。
『自縮』なんて造語では、ただの皮肉にしか聞こえませんか?
だとしたら。
「自粛」の名を借りた「萎縮」では、誰のためにもならない、と。
真っ正面から、書き改めます。
桜、……愛でませんか?
無事なのであれば。
安泰、安寧、安穏、安全、なのであれば。
むしろ。
粛々と。
思うがままに、在るがままに、素直に。