もしどら…

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「萌え」からは
一線、隔した
実用書


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もし、ドラえもん高校野球の女子マネージャーだったら。(違)


もとい。


もし、高校野球の女子マネージャーが『ドラえもん』を読んだら。(違)


もしドラ


えーと、ググればすぐに正式タイトルに行き当たります。(笑)
ドラッガーの『マネジメント』、……でしたっけ。


著者の名前が、岩崎夏海さん、なので。
表紙の女の子みたいな、今風の女流作家、とか。
ああ云う萌え絵が上手な、女性の漫画家さん、とか。
そんな幻想を、最初は、誰もが抱いたり抱かなかったり、なのですが。


もしドラ』の著者、岩崎夏海さん。
果てさて、その実態は。
スキンヘッドの、いかつい兄ちゃんでして。
ィャ。
顔立ちや物腰の柔らかい、草食系と云うか、紳士と言うか。
なんつーか、眼力が、凄いヒト。


文章の具体的内容に関しては、触れません。
ただ、世間の評判の温度差から、ボク自身がフッと感じたのは。


むしろ、文章を書いた岩崎夏海さん、よりも。
あの表紙の女の子を描いた、ゆきうさぎさんをこそ、評価すべき、とか。(笑)
そんな、ズレた感想を、直感的に抱いたりしたワケで。


下衆の言い草で一刀すれば、典型的な表紙詐欺。
冷静に鑑みれば、文書内容とイラストが合致した、現代小説の成功例。
「イラストが可愛いだけで、中身が無い」ワケでは無く。
「文書が味なのに、イラストのせいで人が寄り付かない」ワケでは無く。
絵と文、双方が、バランスの取れた、一つの作品として共存しているケース。


否、だからこそ。
スキンヘッドの兄ちゃんだけじゃなく。
あの萌え絵を描いた謎の絵師「ゆきうさぎ」さんも。
相応、両天秤で同等の評価されて然るべきだろうに、とか思いつつ。


ともあれ。
諸般の一大事情で、テレビアニメ化が大混乱の『もしドラ』。
この春、今一度、春アニメとして再スタートだそうですが。
NHK教育だか、HNK総合だが、何にしても真面目な作品だそうで。
否、CCさくら獣の奏者エリン、マリガリ、等から逆算すれば。
やはり、表紙に適った、相応の萌えアニメなのかなぁ、とか。(笑)


なのですが、少し話が前後しますが。
表紙の、あの女子マネージャーの絵を描いた「ゆきうさぎ」さん。
『SIESTA』とか云うエロゲー会社の子飼いの原画家でも、あり。
NHKも、随分と、間口が緩くなったもんだなぁ、…………と。


考えてみりゃ、『江』で茶々を演じている宮沢りえさん、だって。
18才ぐらいの年頃に、ほぼ全裸の写真集を出した過去を持つワケで。
公序良俗に、一般的な融通が利く様になったんだなぁ、HNK。


兎にも角にも。
何となく、「高校野球の女子マネージャー」の人材として考えれば。
ドラッガーの『マネジメント』よりも。
岩崎夏海さんの『もしドラ』よりも。
マーフィーの法則』を読了した人の方が、実務的に、役に立つ気もするですが。