3DS・・・
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飛び出すな
車は急に
止まれない
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「前に飛び出す画面」なんて宣伝されたから、眉ツバだと斜に見てましたが。
実態は、むしろ。
「奥に引っ込む画面」だったから、更に驚いた。(笑)
小学校の夏休みの工作で。
あんなニュアンスの「奥行き演出」の作品を持って来たヤツ居たなぁ。
ダンボール箱の側面をくり貫いた、水族館。
全面に透明フィルムシートを貼って、折り紙のワカメやコンブを貼り付け。
底面にも岩や海草(針金で立たせる)を固定して。
釣り糸で、小さい魚のオブジェを何個か吊り下げて。
奥内面は一枚の絵画で、大型魚やタコの水彩絵を貼って。
……そんな感じの発想なので「あー」と感じました。
一画面液晶に二重映像を映写してピントを合わせる、では無く。
多重液晶面の奥と手前で、別の映像をズラして映写して同時に見せる感じ。
全面が海草を貼ったフィルムシート、奥面が大型魚やタコの水彩画。
で、ゲーム内の動作コンテンツが釣り糸で吊られた魚のオブジェ。
仕組みは最新技術なのに、サイドスライドバーでアナログ調整が可能で。
ヒトによる視力の個体差に、フレキシブルに対応できるってのがスゴイ。
否、それよりも何よりも。
「3D、邪魔」と感じるヒトは、任意で2Dに戻すコトが出来るのが不思議。
ええ、コレは、すべての3D映像機器に感じる不可思議なのですが。
普通の2Dにも、特殊な3Dにも、電気的なスイッチ一つで両対応できる道理。
3Dが、ちゃんと、3Dに見えたコトよりも。
2Dが、普通に、2Dに見えたコトの方が、逆に衝撃でした。
「今までのDSソフトも、ほぼ今まで通りに遊べます」って宣伝に、偽り無し。
……ィャ、まぁ。
デュアルスクリーンの上下の大きさが、決定的に、違うので。
『DS文学全集』など、致命的な不具合が生じるソフトもあるですが。(笑)
『どきどき魔女神判』の神判モードも、上半身と下半身で対比がズレて萎える気が。
麻雀ゲームなど、上画面がスコアとデモ、下画面がゲーム画面、とかだったら。
むしろ、遊びにくい事この上無し、って感じになりそうな。
逆に『世界樹の迷宮』など上画面がメインのゲームは、楽しさが倍化しそう。
ただ、実機に触れてみて、一つだけ危惧。
確実に、子供と老人は、癲癇(テンカン)症状を起こす。
眩暈、嘔吐、頭痛、など、身体に具体的な症状が出る患者が増えそうな。
(子供や老人は、自分の機能変調と軽症の進行加減を自認しづらい)
「親の意で、3D機能を封印できる」とか。
ニンテンドーは、呑気なコトを言ってますけれど。
親の意で、子供の電脳ライフの管理が侭なる世の中なのであれば。
携帯電話を介したトラブルに子供が巻き込まれる事例が、ゼロになるワケで。
逆に云えば、携帯電話でのトラブルが増加の一途なのは。
親が、子供の電脳ライフを管理できない実状の顕著な実証ですから。
3D酔いの眩暈、頭痛、嘔吐、は。
実際、「乗り物酔い」や「酒酔い(二日酔い)」ぐらい、キツイです。
任天堂は、そうした具体的なマイナス点には、一言も触れてません。
看過できないぐらいの重傷者か死者が出てリコール、……とか。
そんな悲劇が実現してしまわないコトを、何となく、言下に祈るばかり。
ええ、バカげた危惧ですが。
ただ一人でも、死者が出てからでは、遅い。
防げる死亡事故を未然に防ぐのは、企業としての絶対義務です。
予想や予防の範疇を超えた不慮の事故死なら、いざ知らず。
(親の目を盗んで、丸々一日、3DSで遊びまくって過労死、…などの使い手の過失)
任天堂に対する批判や中傷、では無く。
企業イメージや新商品に対するネガティブキャンペーン、では無く。
これから使う人々への、ささやかな警鐘。
使い方さえ間違わなければ、コレは、凄いマシンです。