ひほうかん…

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大人向け
子供にゃ解せぬ
『秘宝館』


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大寒にまつわるエトセトラ、読者各位に、ちょっとした寒冷をもたらす話題。
ええ、まぁ、お察しの通り。
オチは「ダジャレ」か「親父ギャグ」、ってだけの話。(笑)


…、の、前に。
……いわゆる、噺のマクラ(ツカミ)。


女神転生』の世界には、神話の神々から、民間伝承の魑魅魍魎に至るまで。
千変万化の百鬼夜行が、そこかしこを跋扈するワケですが。
中には、実在の英霊のコミカライズも存在したりします。
日本だと、マサカドとか、ヨシツネとか、サカタノキントキとか。


いつの日か。
幻魔レディ・ゴディバが参戦してくれる日を心待ちにしているワケですが。


白馬にまたがる、全裸の貴婦人。
重税の悪政に対して非暴力で政治改革を齎した、欧州の淑女の英霊。
無論、乳首や恥丘は、ゴージャスな金髪で上手い具合に隠れてたりして。
……文末に「カッコワライ」を付けないのは。
金子一馬氏なら、アートとして、「悪魔」として、描けると信じているからです。


「悪魔」って表現は多分な宗教的誤解を内包する、物騒な単語ですが。
女神転生』に於ける「悪魔」は、ドラクエで云う「モンスター」に相当する概念であり。
データ上に擬似的に摸倣された木偶であり、精神概念から隔離された人工的存在。
その完全なる割り切りをこそが神魔に対する絶大なる畏怖と敬意である、と、金子一馬氏は語るワケで。
すべて平等に扱う事で、神魔や宗教対立は混沌の坩堝の中で一元化する、そうな。


ともあれ、しかし。
アトラスが経営難で七面倒なコトになり、『女神転生』そのものが、どうなる事やら。


……で、大寒にまつわる、寒冷にちなんだ本題。


神話伝承のみならず、ゲームの世界にだけ存在するオリジナルが存在します。
デビルチルドレンのメッチー、なんかもそうですが。
代表的なオリジナルとして、言わずとしれた、ジャック・フロストが存在します。


炎の精霊ジャック・オー・ランタンと対をなす、氷の精霊。
どう云う敬意で誕生したのか知りませんが、様々なヴァリエーションに派生して。
大都市を氷結させた氷の大魔王キング・フロスト、なんてのも居たりしますけど。


彼らの独特の方言(?)「ヒーホー」。
語尾に「…ホー」を付ける、あの、独特の喋り方。


文例。
レンホー事業仕分けも、あんまり効果が無かったホー……」。
……ィャ、レンホーってのは人名ですケドね。(笑)


一説によると、フロスト族では無く、ジャック族の方言なのだそうで。
ジャック・リッパー、ジャック・ランタン、なども「ヒーホー」に類する言語体系なのですが。
ジャック・フロストは、それはそれで、他の悪魔とは別枠としてアイデンティティが不自然に確立しています。


……、で。
そんな、ジャック・フロストに関連するイベントを寄せ集めた、イベントなり施設なり。
ジャック・フロストに纏わる装備品や道具が売られている、とか。
ジャック・フロストの絵柄で遊べるカジノがある、とか。
その場所の特定イベントでしか仲魔にならないフロストがいる、とか。
「ヒーホー」族だけを召喚して摸擬バトルが行なえるバトルネット、とか。


そんな感じで、どこに行っても、何をやっても、ジャック・フロスト。
みたいなアトラクション・イベントが『女神転生』にあったら楽しいかなぁ、…と。


そんな、至極、どーでも良いコトを。
某Pixivの四コマの、秘宝館にまつわるネタを描きながら、ダラダラ考えていた次第。


ジャック・フロスト関連の秘宝を集めた、一大施設。


『ヒーホー館』。


……ほら、どうよ。
……マハブフ(ヒャダルコ、ブリザラ)っぽい、この中途半端に寒ぅーい雰囲気。(笑)


ィャ、まぁ。
幻魔レディ・ゴディバ的な意味で、いわゆる「秘宝館」があっても面白いとは思うケド。


女性限定の(セクシーや「萌え」な)装備品が並んでいたり。
歴々の女性サモナーと対決できるバトルネットが存在したり。
意味も無く、通常会話で「私のファイナルヌード、……見たい?」とか言い出すモブがいたり。
月齢が満月の時にしか、入場できなかったり。
主人公の性格がLawだと閉鎖されていたり。


「秘宝館」のイベントボスは、ミシャグシさま、か、マーラ様。
「ヒーホー館」のイベントボスは、強化キング・フロスト。