みぞ…

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ハートフル
溝(ミゾ)で繋がる
人と人


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溝(ミゾ)。
排水溝とか、そんな感じの、溝。
家の敷地と公道、市町村や都道府県の境界などに、それとなく敷かれる線引き。


……なのですが。
時として、溝によって、人と人の垣根や境界が取り払われるコトがあります。
典型的な事例で云えば、例えば、地域清掃の活動など。
ミゾを掃除するコトで、人と人とが触れ合う機会。


ハートフル。


溝らじ〜ささら、まーりゃんの生徒会会長ラジオ for To Heart 2〜>


そんなこんなの、第150回。
一年間おおよそ50回(4回/月 × 12カ月 = 48回)で換算して、三年間。


生まれたばかりの子供なら「こんにちは」とか言い出します。
17才のヤンキーのガキが、天下御免でタバコと酒に手が届く年齢になります。
33才で才色に自身のあったお姉さんも、アラフォーを意識して焦ったりします。


そりゃーもう、作品と無関係のヒトが、いきなり遊びにやって来たり。
(同アクアプラス社『うたわれるもの』のエルルゥこと柚木涼香さんが乱入してきた)


そりゃーもう、主人公と脇役より先に名も無い端役のオトコが珍重されたり。
(真・委員長の中の人、石井真さんがやって来た)


そりゃーもう、学園ハートフルなのに王道ファンタジーのラジオにゲストに呼ばれたり。
(同アクアプラス社『ティアーズ・トゥ・ティアラ』に溝コンビが呼ばれたコトがあった)


数々の伝説を羅列していたらキリが無いなりに。
事実上『うたわれるものらじお』を超える伝説を、いくつも作り出したワケですが。
今日は「溝らじ」本編とは、若干、脱線しての話題。


人と人との数奇な縁、の、話。


<ほめられてのびるらじお PP>


溝らじ」が始まるより、おおよそ半年ほど先進的に。
『ほめられてのびるらじお』なんてのがリスタートしたワケで。
厳密には、色々と、すったもんだがややっこしいのですが、その辺の話は無視して。


パーソナリティ……風音さん、荻原秀樹さん。


で。
去年の夏か、一昨年の夏か。
荻原秀樹さんの、オールナイト・トークショーイベントがありまして。
そこに、我らが小野涼子さんが、ゲストに登場したワケでして。


荻原秀樹さん、と、小野涼子さん。
そりゃ、私生活では、同業の関係で交友があったり無かったりでしょうけれど。
(ワイドショー的な意味では無く、仕事の現場で名前や顔を知る、と、云う意味で。)
トークショーのゲストに出る、ってのは、相応の仕事の付き合いがあるワケで。
なのですが、どうにも、小野涼子さんと荻原秀樹さんとの接点が不可解。


……、なのですが。
……随分と妙な所に、その接点の糸口が隠れていました。


風音さん。
俗称(一般名)、櫻井浩美さん。
小野涼子さんの愛妻だか旦那だか、小野×櫻井(敬称略)の二者の間には。
川澄綾子さん×能登麻美子さん、とか。
伊藤静さん×生天目仁美さん、とか。
それぐらい、ものすごく密度の濃い、百合フラグがあったりしまス。


無論、他の作品や、アニメ・ゲーム以外にも何やら蟹やら。
声優って仕事は、非常に幅が広い業種であり、それだけ人との輪も広がるのですが。
否、逆に考えれば。
際限無く広がる人間関係の輪の中で、不意に、結束した一点の偶然。


もし、風音を名乗る声優さんが、櫻井浩美さんじゃ無かった、……と、したら。
もし、小野涼子さん、と、櫻井浩美さん、が、普通の仕事仲間だったら。
もし、そもそも「溝らじ」が存在していなかった、……と、したら。


小野涼子さん、と、萩原秀樹さん、の、間に。
この小さな接点は、存在したのかなぁ、……とか。


人と人との境界のハズの「溝」が織り成す、人と人との関係の広がり。
なんて云うか。
バラエティとして、では無く。
哲学として、「溝らじ」の歴史ってのは、面白いコト尽くめだと改めて感じる次第。


だって、久寿川ささら×まーりゃん先輩、の、ポジション、……って。
あずまんが大王』で云えば、かおりん×千尋、ですよ?
初代プリキュアで云えば、久保田志穂×高清水利奈、ですよ?
マリア様がみてる』で云えば、築山三奈子×山口真実、ですよ?


そんな二人が、作品の大看板を背負って立ち、長きに渡り数々の伝説を刻み。
メインヒロイン二本柱の、このみ×タマ姉、を、超えたんですから。