いちごのひ…

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思い出が
甘く酸っぱい
苺の日。


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映画『感染列島』にて、全ての引き金となった災厄の発端の日。
……ィャ、開始早々から縁起でも無いネタを振るな。俺。(謝 / 笑)


1月5日、苺の日。
……なのですが、ウィキペディアに掲載されていない不思議。


イチゴをモチーフとしたキャラクターは、色々と居そうな気がするのですが。
1月5日生まれの「イチゴ」は『夢色パティシエール』の天野いちご、だけが記載されてました。
ィャ、『HuneyComing!』の雷堂苺、なんてヒトもいるみたいですが。


そんなこんなの、苺の日。
いちご白書をもう一度、と、云うか。(…古っ!?)
ストロベリーパニック、と、云うか。
15才っぽいっつーか、厨二病っぽいっつーか。
……良く云えば「甘酸っぱい」、悪く云えば「青臭い」、そんな話。


けいおん!!
そう云えば「いちごパフェが止まらない」なんて楽曲もあった様な。


ともあれ。
世間の熱が冷め、ようやっと、自分のモノサシで見られる様になって。
一頻り、見直してみたワケですが。
総体的には、やっぱり「ふーん」って一言しか印象に残らない作品なのですが。


なのですが。


卒業式の話。
先輩たちに「卒業しちゃヤだ」って、柄にも無く、あずにゃんが泣いて駄々を捏ねて。
それを唯が慰めて、みたいなシーン。
「コレをあげよう。ほら、五つ葉だよ、私たちみたいだね♪」の、あのシーン。


あずにゃんに向けて三年生4人が「天使にふれたよ!」を贈るシーン。
写真と五つ葉を握り締め、あずにゃんが、号泣しながらソファで聴き入るシーン。


…で、泣きました。


ええ、もう。
泣いたってほどの嗚咽でも無いですが、涙腺から涙が落ちました。
心の中に、何かが、じわっと広がった感覚。
ああ、今の自分でも、こうやって素直に泣けるんだって久々に感じました。


何なんだろうなぁ、……と。
実際、ボクは吹奏楽部だったので。
感情移入に関しては、他のオタクより、若干、深いのかも知れませんが。
それでも、共感と云う意味では、文化祭の後のシーンの方が共鳴できたのですが。
泣きはしませんでした、心の中も平素平穏フラットな状態でした。


卒業式に関する、思い出なんてのもありません。
先輩を見送る折にも「卒業しないで」なんて思ったコトは無いですし。
卒業する折にも「」卒業しないで」なんて思われたコトは無いですし。
だから、あずにゃんと唯の卒業に関して、感情移入に耽った理由が分かりません。


けれど、泣きました。
涙腺から涙が零れました。
ああ、人間って、こんなに単純に泣けるんだなぁって想いました。


なんつーか、今日の話題の主軸が、イチゴなので。
「これって、まさに一期一会ってヤツですね」みたいな王道オチも考えたですが。


一期一会。


アニメ『あずまんが大王』で、大阪さんが唐突に口走った単語。
多くの人が座右の銘としながら、あまりヒトの心には浸透していない気がする概念。


ええ、ヒトの頭(知識)には浸透してるから、もっともらしく普及してるけど。
知識として浸透していても、それが心に届いていないから、蔑ろにされる哲学。
…………、なのですが。
上手にまとめられないけれど。
何て言うか、もっと、こう、単純なのかも知れませんね。一期一会って。


単純。
だからこそ、素直に反応できたりするのかなぁ、……とか。


結論。
あずにゃんには、なぜか、苺がとても似合う気がするのは何故だろう。(ぇ?)