ばいぶんや…

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一文字が
一円になり
ボロ儲け


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水嶋ヒロさんの文壇デビューに際して。
ポプラ社の賞金を事態して、慈善的目的に回した、とか。
その手の話題が賑やかしい自今。


ネチズンの一部意見では。
二千万円のハシタ金を捨てる大宣伝によって、五千万を一億に吊り上げた、とか。
要するに、「賞金はいりません」「水嶋△!」って話題を宣伝に悪用した、とか。
ヒトの羨望と憎悪ってのは、ある種、創作の畑になるモノだなぁ、……と。(笑)


中には「ポプラ社と元事務所が一年ぐらい下準備した、壮大な八百長ダロ」とか。
いきなり決裂の話も、匿名(本名)で小説懸賞に参加も、シナリオが準備されていた、とか。
ワイドショーより面白い下衆のカングリの方が水嶋氏の作品より面白いじゃん、とか思ったり。


ええ、真偽について保障する気も無いし、氏の名誉を毀損する気も無いです。
ボクの上記の発言は、ネットマナーに反する誹謗中傷である事実を、厳然と明記した上で。
水嶋ヒロ氏、および、関係者各位には謝罪の言葉を併記し、発言の非を全面的に認めます。

……その上で。
「個人の表現の自由」と「著名人の職命」を天秤に掛けて、許容される範囲であると主張しますが。


一介の一般人から、得も言われぬ事実無根の悪口を叩かれるのも、テレビの中の人の仕事の一つ。


ィャ、今日は、そんな難しい話題じゃなくて。


ホームレスの人々の生活の悲喜交々を、川柳で綴った歌集が、話題になっている、とかで。
「テキトーに文字を並べるだけで売文稼業が成立するなんざ、濡れ手でアワだよなぁ」と。
決して、悪戦でも泡銭でも無く、正規にして真っ当な労働報酬であり。
確定申告とか面倒なコトになるのかなぁ、なんて、素っ呆けたコトを考えているボクですが。(笑)


ええ、ボクも川柳を書いてる身の上なので。
それがカネになる、なんて、ただただ「羨ましい」の一語です。(ぉぃ。)
…、が。
それは、それとして。


この手のジャンル(ホームレス川柳)の先達、と言えば、種田山頭火が存在するワケで。
元号が昭和と改まるより以前から、文壇に於ける一つのテーマとして確立しています。
殊、俵万智女史が「都市型短歌」を新確立して、それが多額の金利を呼び、ビジネスになり。
この手の商品(短歌、川柳、俳句、など)も、また、ライトノベルに匹敵する、一大産業なのですが。


なのですが。
今まで、誰も、ビジネスとしての可能性の余地を実用化しなかった、って点が。
ボクとしては、単純に、驚きでした。
ホームレスに、テキトーに川柳を作らせて、まとめて、売る。
少ない出資、少ない労働力、少ない手間、で、膨大な話題性。
無論、営利の算段が不透明な、一大バクチでもありますが。(笑)


損失覚悟の物見遊山で、一冊か二冊ぐらい、試験的に作られたりしなかったのかなぁ、と。
ホームレスの増加が社会問題となり、騒がれたのって、もう10年ぐらい前の話になるのに。
その十年ほど、ずっと、誰も、ビジネスのチャンスに気が付かなかった。


なんとも、世の中のカネの動きってのは面白いなぁ、……とか。
不景気とは言え、何がカネになるか想像もできない時代ですにゃ。