たいくつな…

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退屈なァ〜
ROCK魂、携えてェ〜
一人暮らしの爆音人生ィ〜


(詠み人 / メイズ)


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♪こんなバンドでもヤラセじゃ無ェ
♪こんなメンバーROCKじゃ無ェ
♪目指してるのは音頭じゃ無ェ


ィャ。
ドラム、ギター、バイオリン、アコーディオン、……で、メイド服。
ノリとしては町内会の夏祭りの音頭、そのものですけれど。
その心意気は、ガッツリ、ROCKじゃん?(笑)


少なくとも。
「萌え」と「お手本」に迎合してJ-POPしか歌えない放課後ティータイム、よりは。
メイズの方が、ダンチで、ROCKだと思います。割りとマジで。


それでも町は廻っている


パンク。
グーグルで調べたら、タイヤの空気圧の破断についてがトップを占めるですが。(笑)
様式としてのパンク、性分としてのパンク、哲学としてのパンク。
ファッションとか、音楽とか、そっちの「パンク」。


一説によると、パンクとゴシックロリータは似て非なる異界、にも関わらず。
同一視、統合視、により、混乱が絶えない今日この頃だそうで。
興味の無い人が見れば、ドラクエもエフエフも一緒に見える、みたいな。(笑)


小早川凛子の自論か、酔った先輩の力説か、大学の講義か、忘れましたが。
『パンク』ってのは、一言で云うと「反骨」だそうで。
ROCKと何が違うのか、ボクには、サッパリ分からないのですが。
(ROCKが「反骨」、パンクが「謀反」……って説明も、あるとか、無いとか)


話は廻って、メイドの話。
メイド服ってのは、一言で云えば、ゴシックです。
そこにロリータの要素の有無は問われませんが、平均的にゴスロリです。
上記の話も踏まえると、パンク≒ゴスロリ≒メイド、になるワケで。(ぇ?)


……随分と乱暴な理論展開だな。俺。(笑)
……えー、と。


それ町』は、昨今のメイドブームを逆手に取った不条理コメディで。
氷川へきるセンセの『まろまゆ』に通じる、「萌え」に対する反骨と否定。
メイド服を着れば萌え、なんてのは、一部の人々の宗教的な盲信に過ぎないワケで。


現実は、メイド服も、ただの職業衣装の一環に過ぎないワケで。
ナース、フライトアテンダントマクドナルドクルー、と、一緒です。
巫女服、シスター服、尼装、と、一緒です。
視覚的にメリハリを付けて、従業員と顧客の社会的な垣根を形成する、アイテム。
サラリーマンやビジネスマンが、スーツの襟に社章バッジを付けるのと一緒です。
引っ越し屋、パチンコ屋、中古の本屋、コンビニ、などなど。
作業中・勤務中であるコトを視覚的に示唆するための、一つのアイデアリティ。


メイド文化に蔓延する、カタチだけの「萌え」に対する反骨。
一応、恰好だけは、メイド≒ゴシックロリータ。


……なるほど。
メイズ、……ってバンドは、ROCKじゃなくて、パンクだったのかッ!?(笑)


清く、正しく、潔く。
喫茶エトワール、喫茶シーサイド、ともども。
今の日本のオタク文化には、むしろ、こう云うモノが必要なんだと思います。


メイド喫茶が大成しない一方で、マンガ喫茶が座巻する現状。
オタク客が喫茶店に「萌え」を求めるとしたら、それは二次元であって、三次元では無い。