かしひとつ…

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菓子、一つ
すべて政治が
決めますん


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「〜〜すん」ってのは、ネット上の隠語の一つでして。
要約すると、「(政治的な意味で)善処します」に該当するワケで。
意訳すると、「いいじゃん、どっちでも」って判断拒否を意味したり。
まぁ、文脈によって各個判断して下さい、みたいな。


尖閣諸島問題で右往左往の某・仙谷官房長官が。
沖縄基地問題円高、野菜高騰、タバコ増税、この日本の危機的状況の只中。
こんにゃくゼリーの硬さと形を国が決める」とか、いきなり言い出して。
ネチズンが、にわかに大騒動の自今。
……。
ィャ、タバコ増税は、あんまり関係が無いですが。(笑)


ネチズン(インターネット世論)を見ていると。
尖閣問題で露呈した自分の職績の落込を、こんにゃくゼリーで回復したいだけ」、とか。
クチを開けば嘘と冗談しか言わない人々も、割りと、冷静に真実を達観している様子。
政治家は国民を見ていないけど、国民は政治家を見てる、……ってコトですかね。


えーと、要するに。
かつて、こんにゃくゼリーで死亡事故が発生した折。
仙谷さんは「政治家は、いかに国民生活に無関心であるか」を熱弁したワケで。
結果、こんにゃくゼリーによる死亡事故を防止するべく、様々な対策が取られました。
未だ、死亡事故が撲滅した訳では無いですが、それでも被害が減った事実は、政治功績だと思います。


それを踏まえて。
今。


中途半端だった、こんにゃくゼリーの事故防止の政治的対策ために。
改めて、事故撲滅のために全身全霊と心血を注ぐ、……とか言い出したのです。


今。
よりによって、早急に解決が急がれる諸問題が山積している、にも関わらず。
食の死亡事故を防ぐのが目的では無く、仙谷さん自身の汚名挽回が目的で。
今。


こんにゃくゼリー問題は保留で良いから、他の問題を片付けろ」ってのがネチズンの総意。
ネットに無関心の、いわゆる民意については、知りません。
土台、死者が出てしまった問題なので、軽口は自重するのがマナー、セオリーなのですが。


紛いなりにも選挙権を持つ、ウチの妹は。
ディフォルトのリンコみたいに冷たい目で「バカじゃん?」と一蹴しました。
ボクも、似た様な表情と心情で、妹の政治的な個人主張に同意しました。
死亡事故の渦中に無い、国民一人一人が。
今件の政治判断に対して、各位、何を思ったのかが、すごく気になった次第。


日本\( ^o^)/ オワタ


インターネットとは無縁で隠語やAAには無関心の、普通の生活をしてる人々も。
心や頭の中の心情は、こんな感覚の絶望感に染まってたりするんですかね……。
江戸時代末期の「ええじゃないか」みたいな。