まいうぇい、はいうぇい。

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アメリカで
男、二人が
ルームシェア


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土台、ボクは、映画にはまったく興味を示しません。
エヴァにしても、グレンラガンにしても、ガンダムにしても。
人気アニメの「劇場版」とか言われても。
時間とカネの無駄じゃないかとか、思うタイプです。
……もう、オタクやめちまえよ。俺。(笑)


いや、総じて、映画文化そのものに対して面倒がるクチでして。
海猿』だろうが『TSUNAMI』だろうが『タイタニック』だろうが。
君に届け』だろうが『のだめカンタービレ』だろうが。
パニック、恋愛ロマン、アクション、ホラー、問わず。
映画館と云う施設そのものに対する興味が、本質的に希薄なタイプです。


が。


そんなボクが、最近「コレだけは無性に見たい」と思っている映画の話。
実際、見に行くか否かは、知った事では無いですが。
映画に対して、こんな感情を抱くのは、とても珍しいワケで。


『My way,Highway』。
主演、トータス松本さん。


えーと。
ジャンルとしては、ドキュメンタリーになるんですか?
マイケル・ムーアとか、そっち側の手合いの映画?(笑)


つい先日、トータス松本氏の同名のオリジナル音楽CDが発売された、……とかで。
その音楽アルバム作成を巡る一連の作業を、二時間ちょいのドキュメンタリーにした映画。
ウルフルズの元気の押し売りは、一片の澱みも無くドストレートだから、割りと好きでして。
その、底抜けのポジティブの制作秘話が垣間見られるっぽい、ドキュメンタリー。


主演のトータス氏、いわく。
「こんなん見ても、別に、何も得られる物なんか無いと思うんですけど(笑)」とか。
企画者から、ファンが望むサービスの一環と言われて、話に乗ってみたは良い物の。
延々、男二人がアメリカで音楽を作りながら生活するサマをカメラに収めただけ、とかで。
その「馬鹿馬鹿しさ」こそに、壮大なロマンとしての価値がある、とか言ってましたけど。
メッセージ性や、映画としての作品意義は、何も無いとかで。
「頭をカラッポにして、アホなボクの姿を笑い飛ばしたい人は、是非、見て下さい」と力説してました。


ウルフルズを、トータス松本氏を、愛して已まない人々への、精一杯の恩返し。
ある一人の音楽家の、音楽作りを介した生き様の、一つのケーススタディ
良い意味での「アホな奴」も、たまには世の中に貢献できるってな啓発。(笑)


♪ それが答えだー


……みたいな?
……作品の宣伝主旨が「とにかく笑って頂ければ」に終始していたのが、らしいと云うか。
……無理に捻り出される笑い、じゃなくて、日々のちょっとした談笑。そんなノリ。


まぁ、まだ配給されていない映画なので、多くは語れませんが。
直感的に、この映画の宣伝を見ていて。
水曜どうでしょう』に匹敵する、バラエティ・ドキュメントかも知れないと思ったワケで。
だからこそ、「見てみたい!」と思ったのだと思います。


水曜どうでしょう』が好きなヒト。
ウルフルズのポジティブな歌詞が好きなヒト。
電波少年的な)アホな企画や人物像が好きなヒト。
……そんなアナタにオススメの映画、かも知れません。