まんるいだ…

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金本の
アニキが魅せた
満塁打


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阪神タイガースのファン、ってのは。
7回になると、縁起なりゲンなりを担ぎ盛り上げる習慣があります。
いわゆる「ラッキー7」。


大概、阪神にとって6回、7回、8回ってのは、むしろ鬼門だったりするワケで。
中継ぎが抑えきれずに大量失点とか、痛恨の追加点や逆転とか。
……いや、最近は、先発がヘボイモで1回に試合が決まるコトもあるですが。(笑)


8月25日、旧大阪ドーム阪神タイガース vs 広島カープ


5回を終わった時点で、阪神 3 vs 広島 8 。


そもそも、1回でいきなり3点も4点も奪われる時点で。
誰が、どう考えても、今日はダメだと思っていたのですけれど。


6回。
「まだ終わらんよ!」と言わんばかりの、城島のツーランHR。
阪神 5 vs 広島 8 。


7回。
四死球に次ぐ四死球の連続で満塁、挙句、押し出しで1点追加。
阪神 6 vs 広島 8 。
そして、アニキ、金本の逆転満塁ホームラン!?
一気に試合がひっくり返りました。
阪神 10 vs 広島 8 。


…………、が。


その後、広島の防御(特に、ピッチャー)が大混乱を来たし。
四死球、安打、ホームラン。
阪神、強ぇー!!」と思ったら、広島がペースを崩しただけだったみたいで。


結果だけ見れば、阪神 22 vs 広島 8 。
阪神タイガースの歴代球団記録(1試合大量得点)を更新するほどの、歴史的大圧勝だったのですけれど。


なんつーか。
ファンにしても選手にしても。
試合が終わった後の表情が、総じて「ヤったぜ!」じゃなくて「…やれやれ」だったのが。
別の意味で、とても印象的な試合だったなぁ、……とか。


勝った負けた、だけが野球じゃないんだなぁ、と、改めて知らしめられた気が。
解説は「これは阪神の圧勝じゃない。広島の戦略大敗だ」と一刀両断してました。
勝ったのに解説から怒られるってのも、ある意味、阪神の試合っぽいですが。(笑)