かきごおり…

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赤、ミドリ
青に黄色の
カキ氷
小鉢キラキラ
硝子のブーケ


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縁日に行きました。
ええ、もう、典型的な夏祭り。
アニメでも御馴染の光景が、そのまんま実写化した様な。
絵に描いた様な、夏祭り。


すわ、出店廻りに挑まんと。
一番最初に、近場のコンビニでチオビタドリンクを買う、とか。
どうにも、うにうに。さんは。
夏祭りの楽しみ方を、根本的に履き違えているみたいなのですが。(笑)


夏祭り、ってんで、気合いを入れてテンションを上げるつもりなら。
まず、何は無くともカキ氷だろう、と。
……いや、なんつーか。
オトコで三十路のクセに夜店でビールが呑めない、って時点で、ダメですが。(笑)


殊、ボクは、射的や当てモノなどのアミューズメントが好きなタチでして。
焼き鳥、ステーキ串、唐揚げ、タコ焼き、など、食には見向きもしないワケでして。
フランクフルト一本だけで、もう充分なのですが。
ドネルケバブ、チヂミ、タコス、など、食のバリエーションが広がっていてビックリ。
『咲』の片岡優希よろしく、タコスでテンション上げても良かった気がするじぇ。(…じぇ?)


あ。
高槻市の(自称)ご当地メニュー、うどん餃子は頂きました。
実際には、どこの発祥で、どこのご当地メニューだか得体が知れない、うどん餃子。
キミキスのラジオでも、ミズハスとヒロハスが食べたとか食べなかったとか。
なんつーか、タレにもよりますが、食感はチヂミに似ています。
味の決め手は、何気に、うどんでは無く、ニラ。
お好み焼きソース、タコ焼きソース、で、食うのがディフォですが。
餃子のタレ、や、食べるラー油(仮)、でも、それなりに味です。


…、で。
ぶらり歩きながら、徒然に感じたコトなのですが。
この年になって、恐らく、初めて感じたコトなのですが。


浴衣、って、すげー可愛いっスね。


ポニーテールとか、中学生や高校生が凛として楚々と歩いていたり。
三つ編みの小学生ぐらいの女の子が、カキ氷に舌鼓を打っていたり。
濃栗色の妙齢の女性が、ピシッと着こなした首筋に汗が光っていたり。


年齢を問わず、人を問わず。
浴衣ってのは、女性を美しく(可愛いく)魅せるモノなんだなぁ、……とか。


清涼感?
清潔感?


雑踏の中でも、人いきれの汗の臭い、や、油臭さ、に、染まらない。
なんか、貞操感か処女性か、そんな感じの結界が張られている気がして。
(実際は、制汗香料や整髪香料や化粧香料による美香なのでしょうけれど)
「いい匂い」がしました。
オタク的にハァハァ、とかじゃなくて、日本の夏の原風景の匂い。