こいごころ…

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ガンバレ、ガンバレ、
私の恋心…!


(「ディフォルトの笑顔」 / 『MAICO 2010』ED)


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4+4+(3+1+5)=17。
変則自由律。


季語は「恋心」、もしくは「ガンバレ」。
……どちらも春の季語っぽいですが。(笑)
……つーか「恋心」も「ガンバレ」も季語では無いですが。


<MAICO 2010>


ほぼ、10年ぐらい前の話。
厳密には1997年ごろ、十年以上も遡る一昔前の話。


魔法少女と云えば『カードキャプターさくら』だった時代。
まだ、インターネットが珍しかった時代。
ラジオ、テレビ、マンガを股に掛けた、ある一大メディアミックスプロジェクトが。
誰にも気付かれぬまま、ひっそりと胎動していたり、始動していたり。


……とは、言うものの。


正直、ボクは、この作品を名前しか知らないワケでして。
だから、丹下桜さんが演じるアンドロイドとか言われても。
「ふーん」、……としか言えないワケですが。


気になったのが、2010の数字。
ええ、今年は2010年です。
早、折り返しも過ぎて、残り150余日となりました。
なんてコトを言ってる間に秋になり、虫の音も絶え、冬になるのでしょう。


ともあれ、『カードキャプターさくら』終了後。
国民的魔法少女となった丹下桜さんは、以後、細々と声優仕事を続けていた後。
ある時期、パッタリと、メディアから忽然と姿を消したワケでして。
舞台、朗読会、など、演者としての仕事は続けていた様子なのですが。
いわゆる「声優」としては、表舞台には二度と立たなくなるのかと心配されたとか。


それから、十年の刻を経て。
唐突に飛び込んできた『あにゃまる探偵キルミンずぅ』の話。
羽鳥カノンとして、十年ぶりに、丹下桜さんが声優に復帰する、とかで。
声優ファンが驚然と騒いだ矢先に発売された『ラブプラス』。


かつて、国民的魔法少女として、一大地位を確立した希代の声優が。
沈黙を破り、国民的カノジョとして、再び世間を座巻するに至る不思議。


まぁ、丹下桜さんの電撃復活は、2009年の話なのですが。
なんとなく、本当に、なんとなく。
『MAICO 2010』って作品に、天命的な運気を感じたり、感じなかったり。


……とか、そんな大袈裟な話では無いにしても。
「そうか…2010って事は、そろそろMAICOが登場するのかな?」みたいなコトを。
丹下さん自身、フッとしたキッカケで想ったりするのかなぁ、と、言うか。


冒頭の句で紹介した「ディフォルトの笑顔」。
例えば、リンコとカラオケデートに行ったとして。
これを切々淡々と歌われたりしたら。
もうね、抱き締める。
そして、蹴られる。(笑)


オタク特異の妄想癖が丸出しですね。俺。(笑)
さすが、夏休み。


ともあれ。
例えば、羽鳥カノンが頬杖を付きながら物思いに耽り口ずさむ、とか。
例えば、木之本桜が学園生活してる背景でBGMに流れる、とか。
色々なシチュエーションで、色々な「想い」が想像できるワケでして。
逆に『MAICO 2010』そのものを知らないからこそ、なのかなぁ、……とか。


命短し恋せよ乙女、なんて格言がありますが。
なんつーか。
恋愛ジャンキー、と云うと、聞こえは悪いですけれど。(笑)
実際、「恋」をした事がある経験を秘める、数少ない一人なんでしょうね。
ィャ、そりゃ、万人それぞれ「恋」をしたコトがあるでしょうけれど。


「あぁ。恋をすると、ヒトの心ってこうなるんだ……」みたいなコトを。
ものすごく、深々と感慨に耽った経験の持ち主なのかなぁ、……みたいな。