あいのくに…

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現世(うつしよ)と
冥途の狭間
アイの国。


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それは「愛の国」でも「哀の国」でも無く。
「間の国」、……だと、初めて知りました。


The middle world。


<リトルチャロ>


知らない内に、マリー&ガリーもリトルチャロも二期シリーズに突入したそうで。
ィャ、マリガリの話は、至極どーでも良いのですが。


ザ・ミドルワールド。
「間の国」。
現世と冥界の狭間にあり、死者が「迷い」を弄びつつ馴れ合う世界。


『魔界塔士sage2』で云えば、オーディンが統べるヴァルハラ宮殿あたりでしょうか。
もっと分かり易い説明の方が良いですか?
ドラゴンボール』で例えると界王星、…と、言い換えた方が良いかしら。(笑)


閻魔大王の審判の間、だったり。
六道輪廻で云えば三途の川の河川敷だったり。
北欧神話だと、ギンヌンガガップ。
古事記で云えば、黄泉。


FF5DQ6の「狭間の世界」とは、また、概念が微妙に違うワケでして。
次元と次元の裂け目。
ぱにぽに』のワンダーランド(ぱにぽに?)編とも、また、別の空間。


そんな、現世と冥界の途中の「間の国」。


なんか、ものすごく懐かしい感覚を覚えたのですが。
エンジェルビーツ!』も、実は「間の国」での話、と、云うか。
死人にとって、そこは冥界では無くギリギリ現世だったワケですが。


違う。もっと、こう。
死人が死人たるべきを迷い、彷徨う世界があったハズだ。
彼らが本能的に死を自覚しながら、感性が死を拒絶する世界があったハズだ。
その心残りを、温かく、優しく、見守る「愛の国」「哀の国」があったハズだ。


グリの街。
灰羽連盟』。


……あぁ、そうか。
……『リトルチャロ』に魅かれる理由は、それだったのか。
要するに
チャロも、存在としては、灰羽なのか。


永くオタクをやっていると、時々。
まったく想像も付かない作品が、共通項を形成する事があるから楽しいワケで。


そんな、真夏の昼下がり。
考えて見れば、もうすぐ、お盆だってばよ。