よじょうはん…

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四畳半神話大系
俺に好し


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具体的に何が面白い、と、説明できる様な作品でも無いのですが。


「成就した恋ほど語るに値しない物は無い」、など。
ラブプラスで永遠に成就しない恋に溺れる者への皮肉とも取れる気もして。(笑)


うっかり心に刺さる小骨が、色々と、毒と云うかアクセントと云うか。
見目も含めて、コレは人により好き嫌いが大別する作品だなぁ、と。


逆に云えば。
素人は見向きもしないので、良し悪し共に、コアな感想ばかりに触れる


その気も無いのに「あずにゃんハァハァ」とか云って、放送が終わったら「ふーん」とか。
そうした手合いのミーハーが寄り付かないのが、好し。


なんつーか。
コレこそ、『アニメノチカラ』だと思うのですが。
アニメだからこそ描ける、アニメでなければ描けない、新感覚の戯曲。
今まで誰もヤった事が無い様な、でも戯曲(演劇)の王道を突き進む様な。


そう。
どっちかと云うと、アニメーションより舞台劇が好きなヒトに向いてる。
宝塚とか劇団四季とかじゃなくて、もっと、こう、規模が小さい現代劇。
有志の素人が熱意と心意気だけで作製したB級映画に近い、かも知れない。


そんな感じ。
「今までに無いアプローチの模索」と云う意味で『アニメノチカラ』。
(本家本元の『アニメノチカラ』のコンセプトも、そんな感じのハズ)


……俺の嗜好がおっさん化してるだけ、なのかしら。(老)
……いい加減、「萌え」に飽き飽きしているのかしら。(枯)


どうなんですかね。
ソラノオト』も『閃光のナイトレイド』も、決して悪くは無いハズなのですが。
世紀末オカルト学院』も『学園黙示録』と比較すりゃ、まだ、マシな部類ですが。
『学園黙示録』なんか、所詮、バイオハザードの丸パクリですもんね。(笑)


『学園黙示録』は、ともかく。
何にしても、一連の『アニメノチカラ』には感じなかった、新時代のアニメの可能性を。
四畳半神話大系』に、鮮烈に感じたのは、何故なのかしら。