せいとかい…

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生徒会
皆が選んだ
変わり者


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生徒会役員共


……まぁ『極上生徒会』は、例外として。


例えば『生徒会の一存』を筆頭に。
生徒会室、と云う、特異な閉鎖的環境を舞台として。
学校の運営を右往左往する手合いの作品が、色々と見受けられる自今。


…で、フッと思ったのですが。


覚えてますか?
アナタ自身の学生時代の、生徒会うんぬんに関する青春エピソード、って。


恐らく、大半の諸姉諸兄が。
自身の、これまでの四半生(生を受けて25年〜50年)に於いて。
委員会、生徒会、など、生徒自治に関する行事に携わった経験や記憶って。
せいぜい「役員選挙で投票した」ぐらいしか無いのじゃないかなぁ、とか。


生徒会室に常駐して、遊び浸ってた、とか。
友達、または、自分が生徒会役員だった、とか。
そうした経験者、って、極めてレアな気がしつつ。


レア度としてはコミケで販売の側で参加したコトがある」、ぐらい。(笑)
自分で作った売り物とか、友達が作ったモノを販売協力(売子の手伝い)とか。
逆に云えば、決して天上の絵空事では無く、機会があれば参加できる特異空間。
……それが、生徒会、なのですが。


マリア様がみてる』も、生徒会ネタですもんね。
薔薇さまとか、山百合会とか、難しい単語が使われてますけれど。
やってるコトは『極上生徒会』と大差無し、みたいな。(笑)


ええ、だからこそ。
ミーハーに対する評価の温度差は、二作とも、互角なのだと思います。
好きな人は、永劫に渡り、その作品を愛するけれど。
周りに流されて作品にハマったヒトは、周りが飽きたら自分の飽きる。


そう云う意味で。
『マリ見て』と『極上生徒会』は、互角。


……ィャ、なんつーか。


生徒会長、と云う、特殊な設定を持つヒトを主役に据えて。
その周辺の人々との「すったもんだ」を描くタイプの作品が。
最近、色々と量産されているのですけれど。
描き手にしても、編集担当にしても、販売社にしても。
お前ら、本当に『生徒会』が面白い世界と知っているのか、と。


思春期に『生徒会』に興味の無かった人間が。
大人になって、後付け知識と妄想補完でコミカライズしても、さ。
説得力が無い、と云うか、無理が生じて頓挫するんじゃないかなぁ、とか。


そもそも、アニメの中では。
「生徒会長は女がヤるモノ」ってのが、暗黙の相場みたいな雰囲気がありますが。
実際問題、アナタの学生時代の生徒会長って、さ。
まず。オトコだったか、オンナだったか、覚えてますか?


生徒会、……って存在は。
普通のヒトにとっては、それほどニーズが無いシチュエーションって気がしまス。