ゆめとじかん…
※ ※ ※ ※ ※ ※
夢は時間を裏切らない
時間は夢を裏切らない
と言うけど……
※ ※ ※ ※ ※ ※
13+13+5 = 5+7+5+7+7 = 31。
変則自由律の短歌。
……と、云うワケで。
小惑星探査機MUSES-C『はやぶさ』が、七年の刻を経て帰って来ました。
正直、ボクは、宇宙科学の実学分野に関しては門外漢なので。
この件に関して、あまり多くを語る気はありません。
七年の刻と云われても『Kanon』を引き合いに出す気も無いのですが。
なのですが、こんなボクが。
『はやぶさ』の帰還に際して、ちょっと心を打たれた話。
ナンバーズ、……と云う、宝クジを御存知でしょうか?
3桁 or 4桁、で、0〜9の任意の数字を組み合わせ、数を揃える簡易クジ。
ほぼ毎日、テキトーな数字の羅列が発表される、アレです。
2010年6月14日。
地球に到達したか、到達するか、多くの人々が帰還を見守る最中。
抽選の時間帯の兼ね合いで、ニュアンスの判断が難しいのですけれど。
「『はやぶさ』が帰って来た日」……と、比喩しても良いでしょう。
ナンバーズ 3 (3桁)の結果。 : 999。
……ええ、なんて云うか。
人知れず、宇宙で頑張っていた『はやぶさ』に対して。
人知れず、地球から発せられた「おかえりなさい」メッセージだ、と。
偶然が作り出した3つの「9」の羅列に、そんな小さな奇跡を見ました。
いや、奇跡と云うか。
『はやぶさ』が背負った夢を、決して、時間は裏切らなかったんだと思いました。
だからこそ、期せずして。
『はやぶさ』帰還の日に並んだ、999。
宇宙に浪漫を馳せる多くの人々の、歓喜と慰啓の波導を。
神様(仮)が、どうにかして『はやぶさ』に届けるための小粋な計らい、だったりして。