さそいうけ…

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誘い受け
スペシャリストの
ソーナンス


(>w<) < ソーナンッス!


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ポケットモンスターD / P>


鋼鉄のガールフレンド、満を持して再登場。
アサギシティの灯台守、アサギジムリーダー・ミカン。


初めて「はがね」タイプのポケモンを先駆的に導入して。
赤緑では只のザコだったコイルを、はぐれメタル並みの難敵に育て上げ。
金銀にて不動の鉄壁イベントとして鎮座し、立ちはだかり。
多くのトレーナーの記憶に残る、伝説のトレーナーの一人なのですが。


ジムリーダーとしてバトルをする時以外は、アサギ灯台へと通い妻。
弟子が一人もいないジムを放置して、デンリュウの面倒に明け暮れて。
「アカリちゃん」と名前まで付けて、渾身懇意の付きっ切り介護。


武者修行、より、花嫁修行、の方が似合う、家庭的で純朴な女の子。


なんつーか。
晩生、繊細、引き篭もり。(笑)
友達がいない系の今時の女の子、みたいなネガティブキャラでして。


好きで一人オオカミに徹している、とか、では無く。(鉄乙女、二見瑛理子、など)
特別な事情で一人にならざるを得ない、とか、では無く。(長門夕希姫川琴音、など)
友達の輪の広げ方が下手で孤立、みたいな。(大庭月夜アリス・キャロル、など)


「こんなダウナーな私じゃダメだ」、と、一念発起。
アカリちゃんの完全回復を見届けて後、ジョウトのアサギジムを運営放棄して。
単身、遠路遥々、シンオウへとやって来たワケですが。


ナギサシティの浜辺で、一人、海を眺める「鉄壁のミカン」は。
ゲームだと「やっぱりダメね、私……」みたいな愚痴を吐露して。
武者修行にしても、花嫁修業にしても、心ここに在らずって雰囲気で。
バトルすらしてくれず、呆然とモブキャラとして海辺に立ちすくみ。
伝説のジムリーダーと再会できたのに「なんだかなぁ……」って感じだったですが。


アニメのミカンは、一体、何がどうなったのか。
「バトルや出会いの中で得られるモノは全部、吸収する」と、アグレッシブ。
「自分の道は自分で決めなさい!」とか、もっともらしいアドバイスを訓示したり。
あまつさえ、四天王オーバに、自分から宣戦布告する、など。


ミカン : ハガネール(はがね) vs オーバ : ゴウカザル(ほのお)。


心を閉ざした人格閉鎖かと思ったら。
自分の心の振幅を制御できない、分裂症の類か?、とか。
そもそも、ハガネールゴウカザルに挑む、とか、無謀以外の何者でも無いワケで。
元気なら元気で、それはそれで、違う意味で心配になるのですけれど。(笑)


宣戦布告、……と、云うか。
武道で言う所の「胸を借りる」って奴ですか?
島津吉乃の眼前で、有馬奈々が支倉令に対して竹刀を向けたのと、同じ状況。


敗北から学ぶ。
圧倒的な力量の差を、その身に知らしめてもらう。
だから勝ち目の無い試合にて、自分から「負け」に行く、と云うのは。
別段、戦いに身を置く者として、何も間違ってはいないハズなのですが。
(具体的に自分の何が弱いのか、知識を超えて本能的に察知するコトが出来る)


なのですが。
ええ、ドラゴン使いのワタルとか、ロケット団の総帥サカキとか。
ゲームやアニメの中でもアグレッシブなヒトなら、分かるんですけれど。


……アサギシティのミカンさん、ですよね?
……口を開けば「私ってダメね」的な自己否定を繰り返してた、あの気弱な女の子ですよね?
……気が弱いクセに難攻不落の「はがね」戦法を確立した、伝説のジムリーダーですよね?


いったい、アニメの中で何があって、あんなにアグレッシブになったんだろう……。
つーか。
金銀では、弟子が一人も居なかったハズのアサギジムなのに。
長々とジムの運営を放棄していると、リーグ運営委員会からジム運営権を剥奪されるのに。
いつの間に、アサギジムの留守を管理してくれる弟子が増えたんだろう。(笑)


そもそも、どうして。
ホウエンでもカントーでも無く、シンオウまで武者修行の旅に出たんだろう。
長い長い一人旅の、真の目的は。
実は「花嫁修業」だったのか、それとも本人が言う様に「武者修行」だったのか。(笑)


この辺の謎は、『ハートゴールド / ソウルシルバー』で解明されるのかしら?