けつぁる…

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ケツァルコアトル
翼を持ったヘビ


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8 + 9 = 17、変則自由律。
ちなみに季語は『ヘビ』、六月を示唆します。
ごめん、ウソ。(笑)


遊戯王


もともと、エジプト文明に端を発する設定のカードゲームでして。
ファラオを主軸に、ラーとか、オベリスクとか、オシリスとか。
エジプト神話でも御馴染の連中が、絵札に具現して群れ集い。
女神転生』よろしく、人類の命運を削り決闘を繰り返して来たですが。
一時代を築いた「エグゾディア」の原典出典も、旧約聖書の『出エジプト記』だったり。


ともあれ。
リヴァイアサン、ビヒーモス、ガルーダ、ワイトキング。
各種RPGなどで御馴染の汎用モンスターが、実名で登場していたり。
ヒノカグツチヤマタノオロチ、など、限定的な神威も実名で参戦している、など。
スフィンクス、ハデス、ガネーシャバズズ、など)


……ぶっちゃけ。
もう、エジプトとかどーでも良いんじゃないかと思ったりなのですが。(笑)


『…5D's』では、また、随分と妙な方向へと話が飛び火したワケで。


ナスカの地上絵を機軸とした、救世(破壊と創世)。
太陽神ケツァルコアトル信仰に端を発する、五色の竜の伝説。
古代の民が天上に仰いだ、未知なる宇宙の可能性。


ええ、アステカ神話を機軸とした、インカ・マヤ文明です。


エジプトの遺跡から端を発したカードゲームの舞台が。
いつの間にやら海を越え、南米アンデス山脈の遺跡へと移り変わりました。


調べてみたら、太陽神インティ、やら、月神キジャ(Quilla = 月影龍クイラ)、やら。
近年、アステカ神話から実名登場したモンスターも参戦したらしく。
いよいよ、規模としては『女神転生』を超えるのでは無いかと思われる次第なのですが。


もっとも、日本より巨大なマーケットが英語圏であるが故に。
新約聖書』に由来する「天使」「神」「悪魔」の概念は、完全に暗黙の禁忌とされ。
おかげで、「(遊戯王に於ける)天使族」のカテゴリーの内訳は。
悪魔なのか神なのか機械なのか、よく分からないオリジナルの坩堝と化しているワケですが。
(唯一、キリスト神話に於ける天使最下層「エンジェル」だけは汎用が認められている)


ィャ、まぁ。
龍骨鬼やらビッグコアやら、コナミ自社性の造魔が大量に転がっているし。
同じ土俵の上に『E-HERO』なんてオリジナルキャラも立ち並び。
BF、コアキメイル、ドラグニティ、ジェネクス、AOJ、などのシリーズも然り。
六武衆、雲魔物、暗黒界、に至るまで、仮想存在が圧倒的に大多数なのですが。


造魔と実在神威を織り交ぜて、人間の英知を天秤に掛ける駆け引き。
金子一馬さんによる『遊戯王』の考察やら分析やらを、是非とも拝聴したい所存。
偶像崇拝や模倣が厳禁されている神威を独自解釈オマージュにより別物と見做して、使役する。
その人間の「業」の無限の可能性に、どの様な感を抱いているのかしら、みたいな。