がいかくの…

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外角の
高め誘って
フライ取る


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そんなワケで。
金本のアニキがスタメンから外れ、シューティングスター赤星が抜け。
JFKの大看板も侭ならが、下柳投手もヒゲを剃り。
果てさて、どうなるコトかと不安の積もる阪神タイガースなのですが。


……ィャ、ヒゲは冗談として。(笑)
金本選手にしても、下柳選手にしても、加齢によるガタは否めないワケで。
シビアな話、いつまでもベテランに縋ってばかりもいられない現状なのですが。


そんな阪神タイガースのマウンドに轟然と鎮座した、ある捕手の話。
ジョージ・マッケンジー
スクールランブル』のハリー・マッケンジー、と、説明して。
ネタが分かる人だけ笑って下さい。(笑)


城島健司さん。
仔細に関してはwikiに載ってるので、長々と高説を垂れる気は無いですが。
オリックス→(アメリカ)マリナーズ阪神
そりゃ、最初は「ジョージ・マッケンジー」と思ったにしても不思議は無いさ。(笑)


ええ、もう、冗談抜きで。
「じょうじま・けんじ」では無く「ジョージ・マッケンジー」だと思ったですよ。
アメリカの野球事情なんざ、何の興味も無いワケですし。
イチローゴジラ(松井選手)以外は、誰が活躍してるとか、まったく知らないですし。


ともあれ、城島捕手。
キャッチャー、と云うのは、堅牢強固ながら地味なポジションなので。
試合で活躍しても、あまり脚光を浴びないワケでして。
「軽音楽部で云うと、ドラム」と説明すれば納得される日陰仕事なのですが。(笑)


もの凄く重要なポジションで、一つのミスが全体に響く責任重大なポジション。
なのに。
果たすべき使命を果たしても「はい、お疲れさん」みたいな感じで流される。
「それでもヤってやるんだ!」って気概に伴う実力を強要される、使命職なのですが。


今季、ヒーローインタビューに於いて。
勝利に貢献したピッチャーが、マイクを向けられて開口一番、皆が口を揃えて。
「城島捕手の指示が功を奏して勝てた」、と。
一様に、捕手の存在の重要性を主張しているのが、なんと云うか、スゴイなぁ、……と。


ええ。
ピッチャーのヒーローインタビューで、キャッチャーが話題に上るコトは多いですが。
開口一番、すべての局面に於いて「城島選手のおかげ」と功労の弁が先立つと云うのは。
それだけ、天賦の才と堅牢なる自力を持つ、信頼の砦と云うコトなのでしょう。


否、ボクとしては。
城島選手の印象は。
むしろ、バッターとしての打撃力こそ真骨頂って気がしまス。


ここぞ!、って局面で、得点打を放つ巨砲。
今までの阪神タイガースに決定的に掛けていた、第一塔主砲。


なんつーか。機動要塞みたいなヒトだなぁ、と。
本懐は守備、でも守るだけじゃなくて攻めもイケるぜ、……みたいな。
バッターとして、だけでも、凄い戦力になるヒトですから。


あと一年、城島捕手の渡来が早ければ……。