みるくかん…

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Milk-Can
へタレなガールズ
ギターバンド


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前提。
ボクは『けいおん!』が好きではありません。


それを踏まえて。


放課後ティータイムの『GO!GO! MANIAC』が、なんだか、自分の中で凄い事になってます。
脳内ヘビーローテーションって奴ですか?
なぜか、『けいおん』関係の楽曲の中で、唯一。
この曲だけが、特別枠の記憶フォルダにプログラムされてしまいました。


この(脳内「お気に入りフォルダ」の)特別枠の内に収録されている曲の、一例。


・『狂乱戦記〜日常ノ神サマ〜』 / 狂乱家族日記
・『ハナマル☆センセイション』 / こどものじかん
・『ぱんだねこ体操』 / はなまる幼稚園
・『だんご大家族』 / CLANNAD
・『帰り道』 / 化物語


例えば、上記の枠をSランクとすると。
一つ格下のAランクっぽいフォルダは、こんな感じ


・『ライオン』 / マクロスF
・『君の知らない物語』 / 化物語
・『disillusion』 / Fate/stay night
・『片道キャッチボール』 / ぽてまよ
・『シンフォニー』 / ARIA The ANIMATION


ええ、うにうに。さんの頭の中では。
『風さがし』(スケッチブック)や『冒険でしょでしょ』(ハルヒ)は枠外、とか。
言及してないけど『ワクガイ!!』(メイドガイ)はSランク、とか。


どうにも、アニメソングに対する好きキライのモノサシが世間ズレしている、と、云うか。
『人として軸がブレている』(絶望先生)気がするのですが。(笑)
……ィャ、ネタ抜きにして真面目な話、例えば。
『人として軸がブレている』なる楽曲に対して、どんな個人的評価をしているか、とか。
評論家を気取って、自分のモノサシを押し付けている、ってのも大きいのですが。
どんなモノが好きなのかキライなのか、感性の統一性が読めないワケなのですが。


えーと、『GO!GO! MANIAC』の話だっけ?


クオリティ高いっスね。音楽(ポップス)として。
知名度でミーハーを釣るための御大層なエサ、とか、ちょっと舐めてたかも知れません。
流石は、オリコンを座巻して数字で音楽産業を圧倒できるだけの傑作だと思いました。
(たとえ、狂信者一人あたり100枚ぐらい買い漁って市場混乱させただけだとしても / 笑)


なんつーか。
けいおん』に携わる、すべての人が真摯かつ本気ってのは踏まえた上で。
その上で「この作品がキライである」と厳然と主張を前置きした上で。


本気と書いてガチと云うか、熱意と云うか底意地と云うか、ソウルと云うか。
歌ってる人々が。
いや、この音楽に関与している(作詞作曲、演奏、宣伝なども含めて)すべての人々が。
全身全霊で音楽産業に吶喊していった感がある、と、云うか。(笑)


「すげー!アニソンって此処まで出来るんだ!?」的な。
それを作り手が限界以上に仕上げて、自分たちでビックリしている感がある、とか。
あの、パワーと心意気に負けないクオリティってのは、何処から来たのかと思ったら。


この人たち、SONYが子飼いにしている声優さんなんですね。
この人たち、つーか。
微妙にsphereとは関連性が薄いと云うか、ほとんど関係が無いのですが。(笑)


あー、SONYが一枚噛んだサウンドか。
斬新奇抜のハズなのに、なんとなく耳に馴染むハイクオリティ。
『ウンジャマラミー』や『パラッパラッパー』のコンセプトに似てるんだ。


へタレだと思っていた自分が、知らない才能に目覚めて。
毒されて、感化されて、開花していく、革命的な自己変化に準じたハイテンション
「すげー!私たちって此処まで出来るんだ!?」的な。


時に、妄想が現実を追い越してしまう感覚。
実際には、自分のポテンシャルの引き出し方に初めて気が付いた時の、感動
そんな感じの謳歌が、『GO!GO! MANIAC』一点に凝縮されている気がして。


100点満点は絶対前提として、それでも100点満点ってのは絶対に届かないラインとして。
そのジャンルに精通している人を喜ばせるために、95点を98点に引き上げるのでは無く。
そのジャンルに精通している人をそっちのけで、0点からどこまで伸ばせるか。


けいおん!だから、何をやってもメガヒット間違い無しだよ♪」みたいな。
自信と、自負と、オゴリの暴走なのかも知れませんが。
自信と、自負と、オゴリが、ちゃんとクオリティに反映されてるから、凄い。
世間の期待とプレッシャーを跳ね返すに至る、エネルギーが、凄い。


それを。
なぜか、この一曲にだけ、強烈に感じてしまう不思議。
他の『けいおん!』の曲を聴いても、やっぱり「ふーん」としか思いません。


だから、『GO!GO! MANIAC』だけは脳内フォルダでSランクに登録しました。
なぜ、ボクは、この曲だけを別格として特別視しているのか。
その理由を、自分で探求したいから。
ひょっとしたら、十年ぐらい記憶に残るかも知れない。
それこそ、a.chi-a.chiの『ステップ』なら、今でも暗譜で歌えるみたいに。(笑)