はなざーさん…

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取り敢えず
悠木碧
要チェック


(字数の都合上、例外的に、ココだけ敬称略。)


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花澤香菜さん、とか。
喜多村英梨さん、とか。
平野綾さんが全盛だった頃、次代を担う逸材のポテンシャルを秘めていた秘蔵っ子が。
ようやっと、その活躍の翼を広げて久しい自今、……なのですが。


なんつーか。
世間の反応が、どうにも、閑散としているなぁ、……と。
Angel Beats!』とか、まったく無視されていたと云っても良いぐらいでしたからね。
片や、天使ちゃん。
片や、ゆりっぺ。
この作品の根幹の両翼を、それぞれ、担っていたと云うのに。


平野綾さんレベルの演技を、あれだけ熱狂的に「神だ」「神だ」と騒ぐのであれば。
喜多村英梨さんとか、花澤香菜さんとか、ブレないフラットでコンスタントな安定感も。
神、……と評されて値するに至る、若手の声優演技力だと思うのですけれど。
豊崎愛生さんとか、早見沙織さんとかね。
まぁ、総じて、今時分に主役を張ってる女性声優さんの総合的な特徴としては。
逆に「アイドルまがいの無個性で、顔だけがセールスポイント」とも云えますが。(笑)
誰が、何を演じても、声の差に興味の食指が動かないぐらい、誰の声も一辺倒。


三者的な良し悪しの下馬評を問わず「顔(キャラ)で売る」を主軸とするのであれば。
新谷良子さん、田村ゆかりさん、みたいなマネージメントも可能なワケで。
真骨頂の真位が露呈するのは、デビュー後の十年ぐらい後になるのかな、……と。
不人気が理由で、事務所だの、音響監督さんだの、から、見向きもされなくなっても。
絶対的な固定ファンの経済的および精神的な支援に支えられて、活動が続けられるタイプ。
または。
自分のスタンスやスキルを無視して、貪欲に、様々な仕事をフレキシブルにこなすタイプ。
(2クール合計で数分しか登場しない女子生徒A、とか、でも、いつも通りの演技ができるか。)


現状、ちょうど、声優ブームの氷河期の時期なので。
次の加熱期(2016年〜2018年ごろ)まで、続けていられるか、否か。
テレビからは消えても、朗読会とか舞台とか、テレビ以外のアナウンス関係の仕事とか。
……そうした副職でも、ちゃんと『声優』として首の根っこを繋げ続けられるか、どうか。
……で、間に間に、歌を出したりアニメに出たり、それを第三者的に認可されるか、否か。
……本人が出たいっても、事務所や音監に「いらない」って言われたら、それで終わるワケで。


食い扶持と甲斐性の確保、食費や税金の工面。
『声優』をヤる上で、一番に大変なのは、そこだ、……と。
歴々の先達は、みんな、口を揃えて云っているワケで。
上手下手とか、顔の良し悪しとか、気にしてるのは、一部の声が大きい評論モドキだけ。
……それを見越して、実利と経験を維持できるのか、どうなのか。


加熱期ブームとは、また、違った角度から。
氷河期には、氷河期で、声優さんの仕事を負う楽しさがあるワケで。
そこから学ぶ「(社会的)生き残りの哲学」ってのは、様々な業種に応用が利きます。


殊、悠木碧さんの青地図(白地図?)は、ものすごく、ものすごく気になります。
まったく、と云っても良いほど、世間から意識されていない、新時代のダークホース。
……にも関わらず、主役級の重要ポジションに、度々、抜擢される、逸材。
単に、モテ期の真っ只中なのか。
近年、マレに見る天運天稟の命に長けた、時代が背中を押す神威なのか。


この氷河期のドン底は、2013年の末ごろ。
2014年の正月が明けて春分に至る頃に、平野綾さん級の超ド級が新誕して。
そこから、緩やかに、じわじわと、声優ブームの再燃が始まる気がする。
……それまで、生き残っていられるのか、どうなのか。