えいが…
※ ※ ※ ※ ※ ※
大画面!
迫る映像、
響く、音っ!!
スペクタクルに
支払う対価ェ…
※注意。 : 「対価ェ…」の「ェ」は無声記号。
※ ※ ※ ※ ※ ※
……ああ、なるほどね。
正味、どんぶり勘定で算段した場合。
テレビアニメ、……ってのは、ストーリー本編は、一話あたり20分で成立しています。
(OP、ED、コマーシャルを割愛した場合)
相変らず、うにうに。さんは感覚だけでモノを言う、と。
白眼視しているヒトも、いらっしゃるかも知れませんが。
・ひだまりスケッチ。(全期)
・らき☆すた。
・さよなら絶望先生。
・けいおん!(全期)
・スケッチブック。
・桃華月譚。
・SIMOON。
少なくとも、コレだけの事例に於いて。
「23分40秒の法則」が、確認できたのです。
(誤差、30秒強〜60秒未満、の、範囲内)
「23分40秒の法則」。
30分を一枠とするテレビアニメの、コマーシャル部分をカットすると。
すべてのファイルが、ほぼ、同じサイズでまとまる不思議。
(提供クレジットの個性、編集の際の手癖、特別編による変則時間軸、などの例外アリ)
……殊、『編集の際の手癖』ってのは。
……編集に使うソフトウェア、パソコンのスペック、などによって、累計3秒ほどの誤差。
ともあれ。
本編20分(概算)×1クール12話 = 240分(概算)。
コレが、テレビアニメ1クールの、おおよその所要時間です。
つまり、逆に云えば。
240分の分量の労力の、絵仕事と音響仕事が必要になるワケなのですが。
冒頭の「なるほど」の深意。
……コレが、劇場版になると。
……120分強ほどの労力の、絵仕事と音響仕事で済むのです。
……それでいて、テレビアニメとは異なる直接経済効果が、莫大に発生するのです。
……目算通りに、ヒットすれば。(笑)
テレビアニメの場合、視聴者は、無料で見られるワケで。
作り手の営利ってのは、宣伝費とか、関連商品の売り上げにより。
「間接経済効果(仮)」によって、金銭が動くカラクリなのですが。
劇場版の場合、視聴者は、カネを出さねば見られないワケで。
作り手の営利ってのは、劇場観賞料によって工面されます。
(無論、劇場へのマージンが取られたりするので、全額が収入になるワケでは無い)
(否、テレビアニメでは 0 だった部分に、小さいながらプラス収益が発生する)
製作の際の労力は、半分。
それでいて。
テレビアニメでは 0 だった部分にプラスが発生する、金銭誘発効果。
だから、どいつもこいつも、こぞって「劇場版詐欺」に走るのね。
テレビアニメの佳境の先を、結論を。
わざわざ映画で見せる、……ってのは、そう云うコトか。
まぁ、こうした商法は、90年代以降からの常套手段で。
最たる例に『新世紀エヴァンゲリオン』の名前を挙げても、ヒンシュクは買わないでしょう。
この情勢を「エヴァブームの残り火による弊害」と揶揄する気も無いですが。
とどの詰まり。
テレビ版で人気爆発作が、劇場版になった途端に廃れて、萎えるのは。
(リリカルなのは、ハルヒ、エヴァ、など、ネームバリューが確立してる場合は除く)
(鋼の錬金術師、プリキュアオールスターズ、ポケモン、なども上記と同例)
作り手が、カネの事しか考えていないから。
作品に心意気が無く、だから、視聴者が共鳴しないのね。
ごくごく、一部。
原作が好きで、ノリ、慣性、馴れ合い、などの理由で。
その気は無いけど、御祝儀や御餞別として、ファンが足を運ぶ程度に留まり。
コンテンツが全面終了したら、早々と、ファンからすら忘れられてしまう。
まぁ、正直な話。
ボクは『アンフェア』にも『モテキ』にも興味が無い、映画無関心層なので。
上記の悪態の、すべてを。
「陰険なアマノジャクのナニサマ気取り」と無視して下さい、なのですが。(笑)
それは、それとして。
テレビアニメの結論を、いちいち、映画で見なければならない風潮、……ってのは。
金銭の事を最優先で考える人々の形成した、イヤな社会情勢だなぁ、……と。
もっとも。
アニメ関係の仕事をしてる人々も、税金とメシ代を稼ぐための、稼業なのですから。
キレイ事ばっかりも、言っていられませんけれど。