ぽるの…

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パンツは、さ
見えないからこそ
エロいのよ


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うん。
なんだかんだ云って、11年の夏アニメは。
快盗天使ツインエンジェル』が、二番目に好きだった。


ちなみに。
一番、好きなのは『森田さんは無口。』だった。(笑)


『日常』に関しては。
異国迷路のクロワーゼ』とか『ゆるゆり』とか、その辺と同格で好きです。


今季、特に、気になったのは。
「キライ」と云うスタンスで楽しんでいるアニメが、妙に、多かったコト。


ボクの場合、「キライ」は「好き」と同義の価値を持つ観念論であり。
本当に『嫌い』に該当する場合は、一切、見向きもしません。
(過去の例だと『デッドマンズワンダーランド』『エルフェンリート』など)


『R-15』『まよチキ』『神様ドォルズ』『ロウきゅーぶ!』など。
何か書けば、いちいち悪口になるので、申し訳が無い気持ちもヒトシオながら。
結局、好きなんだなぁ、……と。


『ツインエンジェル』を、素直に「好き」と評したのは。
真っ正面から、『萌え』を本旨としてストレートに描いた作品だから。
『R-15』などを、「キライ」と言い置いて逆説好感を示唆しているのは。
強引に「萌え(微エロ)」を捻じ込みながら、本旨が別方向で、あざといのが鼻に突くから。


客引きのための、わざとらしい「萌え」や「微エロ」が無ければ。
ストーリーとしては訴えるモノが熱い、アニメとしては面白い、密度の濃い作品なのですよ。
要するに。
ハヤテのごとく!』みたいに、エロ要素を削り落として地金で勝負しろよ、と。


神様ドォルズ』に関しては、若干、勝手が違いますけれど。
BLOOD-C』みたいにドシリアスで行くのなら、インターバルが邪魔なので、ヤめて欲しい。
(詩緒や日々乃さんのエロに限らず、所々のギャグ要素。その癖、モブがシビアに死んでいく)


エロいのは、確かに、好きです。
が。
わざとらしく性的ニュアンスを押し付ける演出を、エロとは認識できないのです。


なので。
エロい要素をまったく加味しなかった、ツインエンジェルが好きでした。
変身シーンで全裸になったり、変身アイテムを乳の谷間に隠したり。
転んで、パンツが見えたり見えなかったり。
その辺の、いわゆる「狭義の『萌え』」の差し挟み方が、すごく上手な作品だった、でした。
たぶん、アレで『R-15』よろしく、強引にエロスを押し込むと。
Rio』みたいに、目も当てられない下品なノリになっただろうなぁ、……と。


うみものがたり』も、割りと、ストレートと云うか素直と云うか、自然なエロスだったけど。
アレは、サトジュンのアニメなので、論点が完全に別枠。(笑)
湯音の着物の首筋がエロいかどーか、……みたいな、文化論の領域)
(ィャ、湯音も、わざとらしい風呂のシーンとかあったケドな)


考えて見れば。
ド直球にエロス(淫靡)を描いた『ロッテのおもちゃ』とか。
ある女子高生の性の目覚めを明朗に描いた『B型H系』とか。
放送倫理の枠内で、ド変態の限界に挑んだ『生徒会役員共』とか。
(『変ゼミ』は、露骨にアウトローを狙ってツッコミを待っていたので、論外)


エロスを本旨に据えて、真っ正直に性的を描く作品も多いワケで。
さすがに、小学生がメインの『ロウきゅーぶ!』に、それを期待するのは酷ですが。(笑)
(…っても『こどものじかん』とか『今日の5の2』とか、同列の系譜も過去にあったケド)


『R-15』なんかは。
もっと、こう。
エロ単語で誤魔化す、よりも、効果的なアプローチ方法があった気がするだけに。
作り手の手抜き(模索の不足)が、痛いなぁ、……と。
キャラクター個々に、まったく魅力が無いので。
『そらのおともの』と両天秤に掛けても、エロスの側面で負けてる気がする。
そんな中途半端なのに、宣伝だけが御大層にエロスの押し売りだもの。


土台。
魔乳秘剣帖』が、模索に模索を重ねた結果、快活なエロバカとして小気味が良かっただけに。
余計に、勿体無い。