きゅんきゅん…

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レッツゴー
フィーバータイム
生着替え♪


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♪レッツゴー フィーバータ〜イム!
♪(レッツゴーフィーバータ〜イム!!)
♪ラヴリ〜 エンジェル
♪(きゅきゅんきゅ〜ん♪)


快盗天使ツインエンジェル(中略)パラダイス>





天使ちゃんマジ天使。
……って、ちゃうねん。(笑)


でも「天使」っちゃ、元来、こうですよね。


魔界天使ジブリール』のラブリエルにしても。
どきどき魔女神判』のルルにしても。
ドラゴンクエスト9』のサンディにしても。


魔法少女モノの小動物、みたいなモノですよね。(笑)
「天使」風情が、キャラ性を確立してストーリーを牽引しちゃダメだわ。
…………、って。
『エンジェルビート』の天使ちゃんを見てて、フッと思ったモノですが。


快盗天使ツインエンジェル
ハッキリ云って「天使」を名乗る素養が、どこにも無いワケで。
キャッチーな見た目に見合う、語呂と語感だけ考えて付けました、的な。
もはや「プリティでキュアキュア」としか言い様の無い、二人組。(笑)


ともあれ。
田村ゆかりさん × 能登麻美子さん × 釘宮理恵さん、なので。
声優ネタ目当てで見るのであれば、必聴必見の価値アリです。
逆に云えば。
「豪勢な声優陣」ぐらいしか見所が無い、普通の、萌えアニメ


あっ、でも。
この作品の魅力は、一言で説明すれば「きゅんきゅん」に尽きるのですが。
その看板文句には、イツワリは、無いです。
率直に、素直に、単純に、胸キュンです。
存外、この安直にして直球の胸キュンをこそ『萌え』と呼ぶのだと思います。


五年ほど前、声優ブームでミーハーが騒々しかった頃なら。
あるいは、神アニメとして歴史に座巻したかも知れないけれど。
むしろ、個人的には。
ミーハーが静かになった時代にアニメが開始して、良かったと思う。
自分の尺度と価値観で、冷静に、見られるから。
そうした、マニアでコアな、濃い感想だけが得られる時代だから。


ともあれ。
初代プリキュア(含、マックスハート)が好きなヒトには、オススメです。
ノリは、どちらかと云うと、ハートキャッチの方が近いかも知れませんが。
(色調も、白と黒じゃなくて、レッド(ブロッサム)とブルー(マリン))
でも。
百合の好感度の振幅度は、なぎさ×ほのか、の、あの一体感に近い。
間に割って入る九条ひかりポジションの、三人目参入のタイミングも。(笑)


でも。
一つだけ、腑に落ちない点があるとすれば。
本質的なセールスポイントであるハズの、変身シーン。
そりゃ、版権やら、オトナの都合で。
「レッツゴーフィーバータ〜イム♪」の、あの音楽は無理なのだろうけど。


ツインエンジェルの変身は、即物的な生着替えだからこそ、萌えるのに。
アニメアニメな全裸演出で、魔法少女っぽく変身されてもなぁ……。


そして、なぜ。
変身時の名文句『エンジェルタ〜イム♪』ってセリフを割愛した?(笑)


その、決定的な原作無視のせいで。
結局、何の変哲も無い、普通の萌えアニメに終始する気が無きにしも在らず。
監督を始め、このアニメに携わるスタッフは、もしかしたら。
紙面資料でしか、この作品を知らず。
肝心の台には、ただの一度も触れたコトが無いのかも知れない。