よつばと!(違っ・・・

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五つ葉を
君と一緒に
探したい


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どうなんでしょうね。
エロゲーを語る折、絵師がどーこーと引き合いに出すヒトがいるですが。
その中の、65%くらいのヒトが。
オタクとしてのスタンスを、五年未満で破棄して引退するってのは。


無論、十年以上の長きに渡り、オタクやってるヒトもいます。
オタク趣味を謳歌するために、結婚の機を捨ててるヒトもいます。
(単に、縁が無いから結婚できない、ってヒトも圧倒的に多いです)
……、が。
ブログに並んでる言葉は、そこはかとなく『オタク』っぽいのに。
2chで見掛ける様な、濃い内容やAAが満載なのに。
そのハイテンションが、五年、続かない、……みたいな。
中には、そんな、中途半端なオタクごっこのヒトも居たりするワケで。


退屈な大学生が、ヒマ潰しにやってるのかしら。
……で、大学を卒業して社会人になったら、そんなヒマが無くなって。
後は、時間の空白をゴルフかパチンコで埋めるしかできない。
生きてても死んでてもどっちでも良い、生ける屍に成り果てる。
ィャ、「他人から、そう思われる」って意味じゃなくて。
自分の生存意義を、自分で必要視できない、無言の絶望に迷う。


死ぬでも無し、生きるでも無し。
カネを稼いで、税金を納めて、メシ食って。
なんつーか、プロレタリア文学にもなりそうな、生存意義の全否定。
ただ、生きてるだけ、……みたいな。


紛いなりにも、『オタク』っぽい趣味に一時でも手を出したのなら。
一日に30分でも、アニメか何かの文化に触れて。
「ああ。俺、このために生きてるんだ…」、って。
瑣末な自慰(心の治癒)に耽る、時間と精神の余地もあるだろうに。


ヒトによっては、それが、ゲームのレアアイテム探しだったり。
ヒトによっては、それが、韓国ドラマや韓流アイドルだったり。
ヒトによっては、それが、友達とのメールやツィッターでの談笑だったり。
ヒトによっては、それが、レディ・ガガだったり。
ヒトによっては、それが、ゴルフや野球や競馬の中継だったり。
ヒトによっては、それが、ミスタードーナツの季節限定スイーツだったり。
ヒトによっては、それが、嵐だかAKBだかだったり。
ヒトによっては、それが、孫や子供や、父母との団欒の時間だったり。


一日に、30分でも。
「ああ。俺、このために生きてるんだ!」って、至福と実感。


神のみぞ知るセカイ


稀代の落とし神、迷走する近年のエロゲーの社会的価値観を問う。
……ィャ、そんな深い話でも無いですが。(笑)
結局、良作や名作の基準、……ってのは。
自分が「これ(・∀・)イイ!」って思うか、どうか、みたいな。


第二期の最終話にして、ずいぶんと、薄い結論に到達したモノですが。(笑)
一応の節目に相応しい、ファンの間では伝説の、神シナリオ。


杉本四葉
愛称「よっきゅん」。


えーと。
七年前の、樋上いたる先生の絵、……と、説明すれば。(笑)
あの、独特の『萌えのワビサビ』感が、伝わるかしら。


何が「萌え」なのか、信者以外には、まったく分からない。
否。
何が「萌え」なのか、まったく分からなかった普通の人間が、信者となる。
……その、鮮烈な価値観の革命のプロセスを描いたエピソード。


女運に恵まれ、どこへ行っても、誰と吊るんでも、ハーレムなのに。
その視線の先は、ゲームの画面しか見えていない。
まるで、怪異しか見えていない阿良々木暦みたいな、冷涼寒淡たる眼。


そんな魔眼の落とし神、桂木桂馬が、初めて。
意固地も使命感も強迫観念も捨て、素直に「萌え」た、オンナ。
よっきゅん。
七年前の樋上いたる先生のタッチで、ふにゃっと微笑む二次元少女


「萌え」は、結局、理屈じゃない。


……なのですが。


稀代の落とし神、天性の電脳ハーレム体質の、桂木桂馬を。
逆に、「萌え」の色香で堕としめた、杉本四葉
七年前の樋上いたる先生の…(以下同文)…。


いったい、何が、桂馬の心の琴線を掻き乱したのか。


CV : 丹下桜さん。


あぁ、そりゃ、瞬殺で堕ちるわ。
何のコトは無い、早い話が。
桂馬は、「絵師萌え」から「声優萌え」に転化したってだけの話じゃん。(笑)


ィャ、実際は、そんな単純な話では無いのですが。
そもそも、アニメが始まるより以前から、よっきゅんは絵画として存在し。
作者と読者に溺愛されて、例外的な優遇の別格キャラであり。
(『マリア様がみてる』で云うと、ロサ・カニーナのポジション)
以後、何かに付けて、たびたび再臨しているそうで。
アニメ第一期の当初から「よっきゅんマダー?」って声が上がっていたとか。


つまり、中の人が丹下桜さんである点は。
まったく、よっきゅんの萌えを倍化しない、と、云うか。
誰が演じたとしても、よっきゅんの「萌え」は、揺るぎない、と、云うか。


まぁ、でも。
声優萌えのボクとしては。
よっきゅんを丹下桜さんに一任した布陣は、神キャストだ、と。
真逆の方向から、『萌えのワビサビ』を痛切に感じ入った次第。
……つーか、反則じゃん?(笑)


反則、つーか。
販促、つーか。