ゆきこひめ…
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白襦袢
薄っすら透ける
小雪肌
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ぶっちゃけた話、前説。
永井豪先生の漫画は、ボクは、まったく興味がありません。
ただし。
劇画、としては、さいとうたかを先生ぐらい神域の芸術だと思います。
例えば、『デビルマン』ぐらい、ガチの劇画で。
バイオレンスとして方向性が徹底してる場合は、好きです。
コミックなのか、退廃なのか、自棄なのか。
『ハレンチ学園』みたいな感じの、ナンセンスエロスが苦手。
『ドロロン閻魔くん』も、ナンセンスエロス寄りの半ガチって気がする。
ともあれ。
『ゲゲゲの鬼太郎』のネコ娘も、時代に併せて変化したワケで。
『ドロロンえん魔くん』の雪子姫も、時代に併せてリニューアル。
如何せん。
「パンツはいてない」のパイオニアですから。(笑)
平成以後、過去の商業ベースに睥睨して粗製濫造された萌えキャラとは、格が違う。
どんな、若々しいけど中途半端なグラビアアイドル崩れのバラドルよりも。
未だ、由美かおる女史の美肌がテレビに映えるのと、同じ道理、……かも。
ィャ、まったく違うかも。(笑)
えーと、つまり。
なんだかんだで「昭和のエロス」なので、見る人を選びます。
「パンツはいてない」とか言われても「ふーん」とさえ思わない。
武者巫女トモエ、とか、接触禁止の某女王、とか、そんな感じ。
ひょっとしたら。
閻魔あい、とか、藤堂志摩子、とか。
そっちの方が、格段に、和物としての『エロス』を発してるかも。
「性的」では無く「耽美」の意味で。
ともあれ。
何と言っても、平成版の雪子姫は、中の人が能登麻美子さんなので。
そこが、雪子姫の「萌え」の角度を決定的に左右するポイントかも。
昭和の声優みたいな、古き良き「純、古風」を求めるか。
平成の声優みたいな、時代に併せて洗練された「新、古風」を求めるか。
それは、人によりけりだと思う。
ただし、声を度外視して、見目だけ逆算したら。
平成版の雪子姫は、むしろ、昭和の雪子姫より、エロいかも。
乳首も、尻の割れ目も、見えないのに。
乳首も、尻の割れ目も、見えないから。
なるほど。
ただ下劣卑猥な昭和のエロスを、平成の規制を逆手に勿体付けるってのは。
斬新と云うか、逆転ホームランと云うか。
永井豪作品の、独特の荒々しさが、良い感じに灰汁抜きされてる気がする。
それを、是と見るか、非と見るか、ものすごく難しい判断なのかしら。
(ニコチンレスのタバコ、ノンアルコールビール、的な)
一番、美味しい部分を取り除いてまで、素人に提供する意味があるのか、とか。
永井豪作品を愛する人の目には、そう見えるかも知れない。
逆に。
ボクが、永井豪作品に興味が無いから、ポジティブに見たのかも知れない。
でも、やっぱり。
雪子姫より、閻魔あいの方が、エロいです。
「パンツはいてない」的な意味で。