あにこんえきすぽ…

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少しずつ
いつもの日々に
立ち返り……


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テレビ大阪では、震災から数日後に『リルぷりっ!』が放送されていました。
ジュエルペットてぃんくる』も、普通に放送されていたっぽい。
他にも。
近畿地方では、KBS京都が、一早く、通常放送に移行した模様で。
サンテレビでも、段階的に『ねこばん』や韓流ドラマを差し挟みつつ震災情報。
『IS』が放送されたり、『これゾン』や『兄好』が放送されなかったり。


大手民放は、悉く、アニメなんか言語道断みたいな雰囲気でしたからね。


ともあれ。
こんな時勢に、呑気に深夜アニメの話題なんぞ、……と、自省も踏まえつつ。
いつまでも神妙な顔をして沈鬱に伏せても、結局、何にもならないのも事実。
ゴールデンタイムに『はねトビ』が帰って来た事を、一つの切欠として。
少しずつ、いつものボクのテンションへと切り替えて行きます。


本題。
児童ポルノ法の改定に類する、東京都のマンガ弾圧条例(仮)に際して。
(青少年育成保護条例、仮想青少年保護条例、……でしたっけ)
東京国際アニメフェア』と、裂然と、袂を分かち。
『アニメコンテンツエキスポ』が、新たに企画され。
いったい、どうなる事かと先行きが不透明だった、日本のマンガ産業界。


なのですが。
今回の、未曾有の大震災の影響で。
その前節とも言える『春コミ』共々、すべて、中止と相成ったそうで。


・被災者への哀悼や見舞いの意。
・公共交通機関の混乱、来客の安全確保の問題。
・関東地方の「計画停電」に伴う、節電協力。


東京国際アニメフェア』も『アニメコンテンツエキスポ』も。
双方、至極、常識的かつ冷静な判断により、中止を決定した次第。
それも、含めて。
「こんな時こそ、チャリティとしての意味でイベントを」、とか。
むしろ、開催する事の意義も含めて、かなり真摯な協議が重ねられたそうです。


なんて言うか。
児童ポルノ法の改定とか、表現の自由に対する過度の抑制圧政とか。
先の大震災が起こる前の悶着が、遠い昔のコトの様にも感じるですが。


日本のマンガ産業を、みんな、真摯に考えているんだなぁ、と。
表現の自由」の名目で横行する犯罪幇助に圧政を敷いた、東京都も。
その圧政に対して、それだけがマンガ産業の弊害では無いと叛旗した、漫画家も。
その根幹は、双方。
日本のマンガ産業の未来を、真剣に、考えての事だったんだ、……と。


震災とは、また、一線を隔して。
オタクの一人として、何か、大切なコトを考える機となりました。