あらららら…

   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


阿良々々々木さん、
…失礼、噛みました。


   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


阿「わざとだ!」
八「噛みまみた。」
阿「わざとだ!!」


この手の褒め方をすると、当人はイヤがるのですが。
(嗜好を人格測量のモノサシに利用するのは考え物、と云う意味で)


化物語』がアニメ化するより、ずっと、ずっと以前から。
「噛みまみた。」の言葉の面白さに注目していた知人がいました。
厳密に云うと。
このラノベが凄い』誌が注目するより先駆的に、西尾維新氏の鬼才に反応した知人


殊、ボクなんか。
アニメ化されなきゃ、永遠に西尾維新氏の小説なんか読まなかったクチですから。
本当に「自分の尺度でラノベが好きなヒト」ってのは、やっぱり、凄いと思います。
言語感性が鋭敏で、思考が柔軟だったり俊敏だったりする気がしまス。
刀語』に限らず、『狼と香辛料』にしても、『デュラララ』にしても。
……電撃文庫しか比喩の引き合いが出せないってのも、どうなのよ。俺。(笑)


ィャ、そんなコトは至極どーでも良い話。


最近、俗に「アナウンサー」と呼ばれる職種のヒトたちが。
ニュースなどの原稿や、実況レポートなどの局面に於いて。
やたらと、セリフを噛むヒトが多い、とかで。
平素は温厚な母が、テレビに対して、ちょっとした不平を抱いていたりします。


ボクにしてみれば、声優ラジオ馬鹿なので気にならない、と、云うか。
小野涼子さん、丹下桜さん、阿澄佳奈さん、など『噛み芸』を売りにしてるヒトは多いですし。
……ィャ、『噛み芸』じゃないダロ。(笑)


「アナウンサー」が、噛む。
例えば「教師」で云えば、英語のスペルをミスしたり、ピアノを弾きまちがえたり。
例えば「販売員」で云えば、ポテトチップスを3ケース発注しようとして33ケース発注したり。
(発注機の数字の二重登録に気が付かなかったり)
例えば「バスの運転手」で云えば、時刻表通りに運行が出来なかったり。


別職種のヒトからして見れば、職務怠慢でも。
同職種のヒトからして見れば「…あぁ、あるよね、その手の凡ミス」みたいな。


ただ。
矢口清治さん、赤坂康彦さん、若宮テイ子さん、ヒロ寺平さん、など。
ラジオDJと呼ばれるヒトたちが「噛んだ」記憶ってのが、ほとんど無いワケで。
「噛んだ」と云うミスでリスナーに不快感を与えないスキルを身の付けているのか。
そもそも「噛んだ」と云うミスを滅多にしない、スペシャリストなのか。
その機になれば「噛んだ」って凡ミスは、職業意識で防衛できるミスなのかも。


アナウンサーの場合は、噛んでも「ふーん」としか思わない
(ミスをしても、まぁ良いかって感じでスルーできる)
ラジオDJの場合は、そもそも噛んだって印象が無い。
(本質的に、ミスをしない)


二者は、酷似している様でも、決定的にニュアンスが異なります。
なんつーか。
「アナウンサー」と呼ばれる連中の職務意識の下劣の表出なのかなぁ、とか。
学歴や見目ばかりで選出して、本質的な職業天性や資質が無視されているのかしら。
個性ばかりを特化するあまり、基本が疎かになっているのかしら。


無論、噛まないアナウンサーも多いですけどね。
逆に云えば。
噛むアナウンサーが増えている事実が、視聴者に引っ掛かりを与えている現状。


『アナウンサー』と呼ばれる職種のヒトたちに必要な職業適性、……って。
一体、何なんでしょうね。